keep going (ページ17)

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17 北斗side ページ17

樹「きょもが遅い…」

「もう少し待ってみよう、寝坊かも」

久しぶりに6人揃っての撮影
でも、京本だけが集合時間が過ぎても来ない。
連絡はしているものの既読が一切つかない
みんなの不安だけが募っていく。

ココ最近京本の姿を見てみんな気が気じゃなかった。
よかった体調もいい風には見えない。
ときたま、胸を抑えながら咳き込んでる姿もある
それでもみんな、言えなかったのは、京本の触れないでくれという空気みたいなものがあったから。
最近よく腰や手足をさすってるのを見るも言えないのは"再発"という事実を知りたくなかったから。

ジ「おれ、大我の家行ってこようか？」

高「いいよ、待っておこう。来るよ大我は」

数分後バタバタとおれらのがくやにはいってきたのは京本ではなくマネージャー。

「はぁっっはぁ…京本さん、救急で運ばれましたっ！！」

樹「っはぁ？！なんで？！どこ！？どこの病院？」

「自宅で倒れてたのをお母さんが発見したらしくて…っ」

頭をカナヅチで殴られたような衝撃が走った。

高「とりあえず行こう…話はそれから」

みんな一心不乱になって、車へ走った。

車内はいつものうるさい楽屋とは打って変わって水を打ったような静けさ。

慎「きょも、大丈夫かな…」

ジ「俺らが信じなくて誰が信じるんだよ。慎太郎」

慎「っ、だよな」

と慎太郎はうんうんと頷くが不安でいっぱいそうな顔

どうか無事であってくれ。この際不仲とかどうでもいい。
京本の身に何も起こってませんように…
ただの疲労でありますように。
そう、車内で願い続けた。