keep going

16 ジェシーside ページ16

大我は退院から2週間でMステに出演、トレンドを総ナメ。ガン患者だったとは思わせない歌唱力を世に見せ付けた。



次のライブはどうすると企画会議をしてる時に
大我は、「戻ってきて1年経ったけど、ファンのみんなに恩返ししたい。ライブがしたい」と提案した。


樹「それいいじゃん？」


京「みんなにいっぱい支えてもらったし、
セット、構成全部考えさせて欲しい。
勿論みんなの手も借りたい。」



大我の眼差しは本気だった。
机とおでこがくっつくんじゃないかってくらい頭を下げてる

反対する者なんていない。みんな大我の意思を尊重する。


「たいがぁ、そんな頭下げるなって〜
俺らが反対するわけないだろ？？？
大我メインに考えて、それに俺たちがなんか追加していくでいいでしょ？？？
そんな硬苦しくならないでさ！Ahahaha！！」


京「ありがとう、ジェシー
みんなもありがとう」









この日から大我を主とするライブ構成が始まった。
舞台もない期間だからか、大我は毎日のように事務所に通っていた。
マスクで顔全体を覆っていても分かる隈。
徹夜して色々考えてたんだろう



「大我？無理しちゃダメだよ？」


京「わかってるよ(笑)子供じゃないんだから。
いいもの作るからさ、待っててよ」


ヒラヒラと手を振りながら楽屋を後にする大我は
疲れてるんだろうけど、生き生きもしていた。




高「また、体潰れなきゃいいんだけど」


北「ありゃ、誰かとめないと休憩しないぞ」


樹「きょも、限界までする癖あるからな」



「大我が潰れないように俺らが支えるって言ったんだろ？じゃあ支えようよ、ね！！！！
それがSixTONESじゃん！！！！」









みんな少し、少しだけ言葉にできない形の見えない不安を感じていたんだ。

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