keep going (ページ15)

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15 高地side ページ15

退院してからは念の為、交代でメンバーが大我の家に泊まることにした

京「ねぇ、ほんとに嫌なんだけど」

樹「ちょっとの間だべ！」

京「それでもなんか、やじゃん」

慎「今更隠すことなくない？
あ、ギター。めっちゃホコリ被ってんね」

京「そうだね、全然触ってないから
チューニングもあってないや(笑)」

『大我、なんか弾いてよ』

京「は？！やだよ」

なんて照れくさそうにする大我は
顔が綻んでいて、全然嫌じゃなさそう。
なんならもうチューニングもはじめている

京「なにうたってほしい？」

樹「北斗なんかいいなよ」

北「は？俺？？俺じゃねぇだろ…」

京「いいよ、北斗。なんでも」

北「は？えー、、じゃあ光る兆し」

ジ「まったこれは、エモいの選んだね～～」

北「うるせぇよ！」

ジェシーの肩をパンチしながら耳まで真っ赤にさせている北斗。そこまで恥ずかしがるなら言わなきゃいいのに、でも照れると耳まで真っ赤にさせるのは北斗の可愛いところ。

京「おっけい」

と、大我はイントロを優しい顔で弾き始めた

京「長い旅の途中僕らは、いつも迷いながら歩いてくんだ…」

アコースティックならではの優しい音。
オラオラしているSixTONESに今向いているのはこんな曲調だろう。
サビに近づいていくにつれて、
ジェシーがハモリ、慎太郎が歌い、北斗も樹も俺も。
サビ部分では全員の、6つの音が重なる。

そう、SixTONESは6人なんだ。と痛感する。

京「っはぁ…」

1曲歌いきったときにはもう大我は息切れをしていて

樹「つかれた？きょも」

京「久しぶりに全部歌うと、疲れるね。
でも、それ以上に気持ちいい」

少し汗ばんでいる大我はキラキラと輝いている

これからのSixTONESは明るい未来しか待っていない、そう思っていたんだ。全員、疑うことも無く。