keep going (ページ2)

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休みの日なら起きていないであろう時間にコーヒーを飲むイレギュラーな行動は何故か少し有意義な気持ちになる。朝から動いているからか、一日を無駄にしていない気分

いつもと違うのは、起きる時間と自分の体調

唯一、誰にも血の混じった痰が出てることは言えずにいた。口に出すともっと悪くなる気がして

正直入院とかだったら面倒臭いななんて、一応SixTONESのLINEグループに

【もう一度病院行ってきます】

なんて質素な文で送っておいた。

相変わらず樹からは

【一人で大丈夫？】の文と
ハテナのスタンプが何十個も連打で送られてきた

『俺を何歳だと思ってんだよ笑』

待合室で1人でにクスッと笑ってしまった。

と同時に、

「京本さん、京本大我さん」と可愛らしい看護師さんに呼ばれた。

初めての大きい病院でもあり、少し緊張。
今までの体の異変、病院へ行って薬をもらったが効かない等色々先生に言った

浮かない顔する知らない先生。
急にパソコンと向き合う。
沈黙が続く、呑気な俺は
この先生昔実は元ヤンっぽいなんて思って
少し笑いを堪えた。

先生がこっちを向き直し、
「京本さん、今すぐ検査しましょう」と一言。

『は？』
「大きな病気の可能性が高いです。」

眉間にシワを寄せながら言う先生は少し怖かった
自分の心臓が自分のものじゃない気分になって、冷や汗が止まらない

『ちょっと、笑大事過ぎませんか？大丈夫ですよ、、検査しなくても…』
「京本さん、倒れたりしてしまってからだと遅いんです。だから、今すぐ…」

無言の俺を他所に、先生と看護師さんは足早に動き始めた。

昼には検査が全部終わって、日が落ちる前に家に着いた。
今日の出来事が全部夢だったみたいに、何事もなく夜ご飯も食べ終えたし、テレビを見ながら笑ったりもした。もしこれが本当に夢だったら、、なんてまだ検査結果も出ていないのに落ち込んだ。

何故か夜更かししたい気分だったのに、体はゆうことを聞いてくれなくて…寝るのを我慢する時が1番幸せに感じるのは何故なんだろう。