太陽の沈みかけたこの世界で【オリジナル】 (ページ18)

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ここ...病院？

目を開けると、玲央奈と熾哀がいた。

玲央奈「...珠音！！わかる？」

『...うん。』

玲央奈「あ、ナースコール押すね。熾哀ぁぁ！！！起きろぉぉ！！！」

玲央奈が熾哀の肩を揺さぶる。

でも熾哀は...起きない。

玲央奈「...お母さん、珠音に3年前のこと知られてたのに焦って、スコップで頭殴って殺そうとしたみたい。」

...私に知られてた...？...何を？...

『何を...知られてたの？』

玲央奈「...え？」

混乱していると、医者が来た。

医者「桜田さんは、部分的に記憶が混乱している可能性があります。」

記憶が...混乱？

玲央奈「一部分の記憶がないってことですか？」

医者「そうです。」

玲央奈「ﾌｯ」

熾哀「...」

『ｳﾞｯ...！！！』

玲央奈「...珠音！？大丈夫？？」

起き上がろうとすると酷い頭痛がする。

医者「まだ安静にしておいてください。｣

そう言って医者は病室を出ていった。

玲央奈「ちょっと電話入ってたから出てくるね。ついでにジュース買ってくるー。」

そう言って玲央奈も病室を出ていった。

熾哀「......なあ、3年前の記憶、あるか？」

珠音「......ごめん。」

私は思い出せない。

3年前に起こった"何か"を＿＿＿＿。