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A(さぶっ……)
朝寒くて目が覚めた。
携帯を見るとそろそろ起きる時間。
A『そろそろ健人起こすかぁ……』
そう呟いて健人の方を見たら
山田｢ん……はぁ…｣
目が覚めて携帯を見ていた。こいつ……私の布団着てやがる……。
健人が携帯を置いてもう1回寝ようとした時。
A『健人ぉー!!!起きなはれ！』
叫んで勢いよく健人の布団を取った。
山田｢なにーな……あと5分あるやん……。｣
A『よう私の布団で寝て言えるなぁ！？』
山田｢ほんまや……｣
A『ほんまやじゃないわ！私寝てる時めっちゃ寒かってんで！』
山田｢しょうが無いやろ！俺もわざとじゃない!!!｣
朝イチの小競り合いが始まった。こうなるといつもおさまらない。
山田｢カイロちょーだい｣
A『いや。』
山田｢なんで！｣
A『布団取られて私散々寒かってんからあげません。』
山田｢なんやねん！｣
劇場に行く時も。
A『赤なってもうた……』
山田｢だから走ろって言ったのに｣
A『だってしんどいねんもん！』
山田｢布団なくて寒かったんやったら走ったら暖まるやろ！｣
A『は？そもそも健人が悪いねんからな!!!』
やいやい言いながら劇場に入る。
トキ｢うわ、またリア充野郎や。｣
A『出番無いねんやったら帰れよ！』
何故か劇場に居座るトキちゃん。
トキ『なんや〜居らんくなったら寂しいねやろ〜♡』
A『そんなわけあるかあ！？！？』
山田｢止めてください。俺のAですよ。｣
A『健人のもんでもないわ！』
トキ｢俺のAや。｣
A『トキちゃんのものでも無い！』
ボケの渋滞で私の頭がおかしなりそう。
洲崎｢どうしたん？｣
おぉ！イケメン救世主!!神よ。感謝します……
A『謎に私の事取り合ってんのよ……』
洲崎｢あー笑｣
A『ボケ渋滞しすぎて頭追いつかへん。』
洲崎｢A、ボケやしな笑｣
A『そう笑』
洲崎｢よっしゃ、何とかしたろ。｣
そう言ってトキちゃんと健人の方に歩いていったかと思うと、
洲崎｢健人、行くで。｣
と言って健人の手を引いて来た。
A『貴郁？』
って声をかけても何も言わず私の手も引いて楽屋に向かった。
トキ｢おい若造!! なにするんや！｣
そんな声は貴郁には聞いてないんやろう。
A『貴郁！貴郁！！』
洲崎｢ん？｣
A『どしたん急に。』
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作者名：かんな | 作成日時：2020年3月22日 18時
