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次の日になると腹痛も治り、体の倦怠感も無くなっていた。
A｢熱計ってみ｣
山田『おっ、36.4』
A｢平熱やぁ〜やった〜｣
山田『やったーって何？笑』
A｢もう介護せんで済むやん｣
山田『介護言うな笑』
これで解放される〜と意味不明な開放感に包まれてるA。
A｢ん、｣
山田『Aの携帯ちゃう？鳴ってるで』
Aの携帯に電話がかかってきた。
A｢もしもし〜｣
玄関の方に行って電話し始めたA。
山田『奥さんなぁ……』
洲崎が言ってたAを奥さんにしてみる。
それもありかもしれんなぁ……
でも結婚って好き同士がするもんやろ？
A｢健人〜貴郁からやったわ｣
山田『いちいちあっち行く必要ある？笑』
A｢まあねぇ笑｣
山田『で、なんやったん？』
A｢いや、健人今日はどうや〜って。もう行けるでって言うといたで｣
『あんがと。』って気持ちのこもってないようなお礼をする。
A｢あんた、思ってないやろ笑｣
山田『まあな』
A｢否定せえよ笑｣
キッチンでコーヒーをつくってるAに聞いてみた。
山田『A、俺と結婚したらどうする？』
A｢なに急に笑 告白ですか？｣
山田『いや、俺と結婚してくれたら俺楽やから』
A｢結婚するのはええけど私健人の執事みたいなってまうやん。笑｣
山田『結婚するのはええんや笑』
A｢まあ、うん｣
｢健人、かっこいいし｣と言いながら机に俺の分のコーヒーも置いてくれるA。
山田『期待させるやつやな〜おまえ。』
A｢え、全然結婚してもええけど多分毎日ケンカやで｣
山田『まあ確かに』
ヌルッとこんな話出来るんも幼なじみやからやと思う。
A｢でももう26やし、結婚……貴郁と結婚しよかな笑｣
山田『あいつ喜ぶんちゃう？笑』
待って、天才的な企画思いついた。
山田『それ、ええんちゃうん』
A｢へ？｣
山田『実はAは洲崎のことが好きやったドッキリ』
A｢うわっ天才現る。｣
YouTube撮影きーまりっ。
山田『コロも呼んで、撮ろか〜』
A｢うわ〜待ってめっちゃ楽しみっ｣
Aは芸達者で演技も上手い。劇団ラニーの時も見入ってまうぐらい。
A｢じゃあ明日の夜8時ね、｣
山田『おけい』
ドッキリの計画を立てて、今日も俺の家に泊まったA。
いつもありがとうとか、照れくさくて言われへん。
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作者名：かんな | 作成日時：2020年3月22日 18時
