ささやかな日常。その2 (ページ9)

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小瀧さん(9) ページ9

望side

智洋「それは既に決まってて別に出さなくていい内容やし、勘違いはしゃあないわな」

智洋「でも『のんちゃん、また今度』って言ったはずやで？」

望「今度が待てへんかった！」

照史「なんでやねん笑」

Aちゃん、俺らのやりとりを”なんやねんお前ら”みたいな目で見てるわ。

折角やし、仲良くしたいねんけどなぁ。

望「なぁなぁ、歳、いくつなん？」

A「20です、1年浪人して大学入って、この前誕生日迎えました」

望「やっぱり俺と歳近いやん！じゃあ、俺と友達になってよ、神ちゃんもいいでしょ？よぉ分からん変な男より、俺と友達になってる方が！」

智洋「う、うーん笑まぁ、のんちゃんはずっと知ってる仲やしな… ていうか、友達になるなとは言ってないやん」

A「そうやん！なんで許可制なの？笑」

望「やった〜！神ちゃん、男関係厳しそうやん！だから一応許可取りしたんよ」

智洋「俺、どんな兄やと思われてるん？」

A「な？ちゃんと自分で判断出来てるから、そんなに言ってこぉへんわ」

智洋「やんな？俺もそんな言った記憶ないわ」

望「いやいや〜嬉しいわ！ん〜友達になれたんやし、呼び捨てにしようかなぁ… よろしく、A！」

2人からヤイヤイ言われたけど、
料理も食べれたし、何よりもAと知り合えた。

だいぶいきなりやったけどな笑

皆お腹が満たされて、会話も良い頃合いになった頃。

A「あ、明日2限から学校やわ〜」

照史「え？ 2限って何時？」

A「えっと、11時やねぇ」

望「へ〜ザ、大学生って感じする！」

智洋「じゃあ、ええ時間やし、片付け手伝わせてもろてから俺ら帰るわぁ」

照史「そんなんええのにぃ」

智洋「いやいや、ちょっとでもお礼さして？」

照史「じゃあ、頼むわぁ」

望「お、俺も一緒に出るわ！」

そう言って、結果的に全員で、大量に出ていたお皿とかビンとかを手際よく片付けた。
帰る時はどこかシーサーもゴーヤーも悲しそうやった。

智洋「お邪魔しました！また来るわ！」

A「お肉、めっちゃ美味しかったです！またトモと来ますね！」

照史「Aちゃん帰るって察したんやろな〜シーゴー達も寂しそうやわ。いつでも来てな！というか、俺がまた店に行くわ笑」

望「俺も行くわ！」

照史「望は宣言しやんでもすぐ来るん、知ってるから。」

げ、バレてたか。

(小瀧さん Fin)

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