ささやかな日常。その2 (ページ6)

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小瀧さん(6) ページ6

(少し時を戻して…)

望side

照史と神ちゃんがお肉パーティをするみたい。
絶対、この後の仕事が無かったら『俺も行きたい〜！』って言ってたんだけどなぁ。

んも〜、仕方ないなぁ。

気持ちを切り替えて、俺も次の仕事に向かった。

ーーーーー

望「お疲れ様でした！また宜しくお願いします！」

予定より比較して巻きで終わった仕事。

望「帰っても特に用事ないしなぁ…」

と言うと同時に表示させたLINEのトーク画面。

望「アイツやったら、直ぐに来てくれるかなぁ笑」

望今暇やねんけど、**付近で呑まん?
カズキいっつも唐突じゃん笑良いよ!
あ、でもちょっとだけしか無理だよ?
望全然大丈夫やから笑急に誘ったし、今日は奢るわ
カズキうわ、ラッキー! じゃ待ってて。すぐ行くから!

カズキは、俺と一緒に仕事した時に仲良くなって、たまに一緒にご飯食べに行く仲やねん。

今日はカズキとは言葉通りの”ちょっと”だけしか一緒に呑めなかったけど、
お互いの近況を伝え合うことでまた明日からも頑張らなあかんなって思える。

望「あ、カズキ？もう時間なんちゃう？」

カズキ「うわ、ほんとだ。やっぱりいつも時間過ぎるの早いんだよねぇ」

望「まぁ、今日は俺が急に誘ったから時間が取れなかったっていうのが大きいんちゃう？」

カズキ「それもそうかも。次はちゃんと事前に言って欲しいよ笑」

望「って言っててもフッ軽ってこと知ってるからな？」

カズキ「あちゃ〜。バレてるか。」

望「とっくの昔から知ってるわ！」

宣言通りに今日は俺が奢って別れた。

カズキ「じゃあまたな〜！」

望「お〜！」

時刻はまだ夕飯時。

…どうしたものか。

望「あ、そう言えば照史と神ちゃん…」

"照史の家で肉パーティーするねん！"

"ええなぁ"

"のんちゃん、また今度一緒にご飯食べよ？な？"

昼間の会話を思い出した。

確か神ちゃんもお仕事が入ってて、終わり次第照史の家に向かうやろ。
今からでも遅くは無いはずだと考えた俺は、サプライズ感覚で照史の家に突撃することを決めた。

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