ささやかな日常。その2 (ページ18)

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秘密の場所(4) ページ18

智洋side

A「ふーん。ペンライトの海と似ている、か。じゃああそこは秘密の場所というよりも、トモにとったはソロライブステージって感じ？」

智洋「ちょっと違うかな笑でも、本番みたいに感じれるからそうとも捉えれるな。 …う〜ん、言い方変えるとどんな感じかな。一息する場所であり、アイドルの使命を考える場所やね」

A「そっかぁ」

そっからは無言の車内になってしまった。
でも、前に行き詰まってどうしようもなくなってしまった時にシゲに連れて来てもらった。

そして色々相談に乗ってもらったっけ。

Aはそこまで困っている状況では無かったけど、Aにはあの場所を言っても良いかなって思った。
明確な理由は特にないんだけど。

…あの写真どこで使おうかな。
自分で言うのもなんやけど、めちゃくちゃカッコ良くできてるんよな〜

ーーーーー

A「トモ！」

智洋「うん？」

A「今日さ、写真基本演習の課題でさ！先生に良い評価もらえてん！」

後日、そう言って勢いよく帰宅してきたAだったが一瞬なんのことか忘れていた。

智洋「何のやつ？」

A「ほら！トモが夜空を見せに連れてってくれたやつ！」

智洋「あ、あぁ〜！あれか、よかったやん！」

A「友達にさ、『どこで撮影したの？』って言われたから『東京の郊外やで』って言ったらびっくりしとったわ笑」

智洋「そらそうやわ。なかなかないもん」

A「あ、そういえばトモの写真渡してなかったわ〜良い感じに編集もしたし、もっと良い感じになったよ。」

智洋「嘘、ほんまに？」

A「これやで、ほら。」

そう言って、データを渡してくれた。

あの場でチラッと見せてくれた写真よりも良い感じになっている。

智洋「うおっ、マジ良い感じやん。将来良い写真家になりそうやなぁ。」

A「またまた笑お世辞は言うなって笑」

いや、結構マジで言ったんやけどなぁって思いながらすぐにスマホのロック画面に設定した。
だってマジで俺が超カッコよく映ってるんだよ？

下からのアオリで気持ち足が長くなってるし笑
神画像だわ。

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