ささやかな日常。 (ページ39)

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桐山さん(5) ページ39

Aside

照史「俺も実はびっくりしてたんやって！だって目元モンチと似てんねんもん、んで名字も”神山”でしょ？」

そうゆうことか、トモと似てたからビックリしたということね。新作パフェを蹴って帰って来て正解だった。
これで、頭にあったもやもやが解消された。

智洋「あ〜、身長もそないに変わらんからな。そうや、Aって学校で言われてへんの？『ぱっと見神ちゃんに似てるよな!』みたいなん」

A「こう見えて、そんなに大学に友達多ないねん笑少なくとも面と向かってそういうのは無いかなぁ〜」

智洋「えぇ、Aってそうなん？」

A「そやで？なんなら1人行動している方が好きやで？」

智洋「ふ〜ん意外やったわ… まぁまぁ、こんな立ち話しているより、早よ手洗いしてき？」

A「ああ、ホンマや！忘れてた」

洗面所からでも常に大きな声が響いてきた。
耳をダンボにして聴いている感じだと、凄く興味ある内容だし、今すぐにもリビングに直行したい。

そんな気持ちを汲み取っていたのか。

照史「Aちゃん！急がんでも俺は逃げへんからな〜！笑」

智洋「照史、何言ってんねん笑」

ゆっくりで良いと言われたけれど、急ぎで手洗いうがいをして、パタパタと戻ってくると、

智洋「Aも一緒にここおるよな？ええやんな、照史？」

照史「あぁ、全然！ Aちゃんて呼んでいい？」

A「いいですよ！ …って、もう既に呼んでるじゃないですか〜笑」

照史「ありゃ、バレた？」

智洋「バレるやろ」

A「分かりますよ笑」

と歓迎ムードの2人。

私もトモの隣に座って3人で話をする。

照史くんはテレビの時と変わらず、ずっと面白い話をぽんぽん発するからもう笑いが止まらない。

A「ははは！は〜ぁ、やっぱおもろいわぁ。…あ、お腹鳴ったや。」

照史「ははは笑そうやな、時間も時間やし、Aちゃんバイト終わりやったもんな。俺もお腹減ったからさ、モンチ達が良かったら一緒に食べさしてくれへん？」

智洋「あぁ、全然俺はええけど、Aは？ええか？」

A「うん！もう少し、照史くんとトモの面白い話聞きたい！」

智洋「俺の話、そんなおもろいか？」

A「照史くんが居るからおもろなってる」

智洋「なんやねん笑普段はおもんないってかぁ〜？笑」

A「さぁ、どうでしょう〜笑」

照史「うわ、モンチが弄られてる〜笑」

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