ささやかな日常。 (ページ19)

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差し入れ(3) ページ19

智洋side

流星「僕は、食べ物が良いですね。彼女と一緒にその料理を食べたいです。あ、手作りじゃないのだったら安眠できるグッズが欲しい。神ちゃん、僕に安眠グッズ頂戴やぁ～」

流星、良い感じに答えているけど、お腹すいててるし眠いねんやろな

智洋「誕プレとかやったらあげるけど、それ、今流星眠いからやろ？嫌です～笑ちゃんと理由があって僕があげたいなぁって思ったら直ぐに届けます」

流星「神ちゃん、眠たそうにしてることバラさんとってぇや」

記者「神山さんは…彼女から手作りのものを貰えるなら何が良いです？」

俺は何やろなぁって考えていた時、今朝Aに渡したクッキーのことを思い出した。
でも、そのまま言うともしかしたらAの友人にばれるかもって思ったから少しエピソードを変えて。

本当はそのまま言いたいけど、万が一ってあるやん？
たまには演出もいるよね？

智洋「彼女からの手作り、何が良いかですよね？うーん、色々欲しいですけど、相手の気持ちがあれば手作りでなくても僕は嬉しいかなぁ～。手作りで思い出してんけど、この前、家族とその友人の為にマカロン作ったんです。感想はまだ聞けてないんですけどね笑美味かったって言ってくれれば嬉しいなぁ！また他のお菓子も挑戦してみたくなりました！」

流星「へぇ～神ちゃんマカロンなんてめっちゃ女子やん。大変やったんちゃうん？」

智洋「良い感じに出来上がるか不安やったけどさ、見た目はいけてた。材料もちゃんとみて作ったからいけてるはずなんよ」

記者「凄いですね！また、お菓子作り挑戦されましたら教えて下さいね！ファンの方も喜ぶと思いますよ？」

智洋「そうですね笑またお知らせしますわ！」

仕事を終え、帰宅。
Aも疲れたのか、もう寝室ですでに夢の中に行っていた。

仕事に行く前に置き手紙を置いたところに、Aからそのメッセージの返信があった。
”トモお帰り！疲れたから先に寝ます。クッキー、めっちゃ評判良かったよ！何ならまた作って欲しいって言ってくれたよ(^^) Aも食べたけど、ホンマ美味かった！ありがとう！ A”

智洋「…っしゃ！」

Aにも、Aの仲間にも美味いって言ってもらった。
また次、今度はもっといっぱい用意しよう。

Aはクッキーからマカロンにエピソードが変えたのをN誌が発売後知ったと思うけど、兄の気遣いだと思ってくれていると信じておこう。

(差し入れ Fin)