ささやかな日常。 (ページ18)

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差し入れ(2) ページ18

Aside

部員A「味うまいし、料理も出来るんじゃないん？」

A「そうやねん！同居してるし、なんか私も作らなあかんよなとか思うんやけど、味がどうしてもお兄ちゃんの方が美味くて。一緒に食べる時は作って貰ってる笑」

部員B「Aが羨ましいわ～またお兄さんのおかし食べたいから、A宜しく！」

A「うん、わかった～言えたら言っとく笑」

他の部員の人にも好感触で、嬉しかったなぁ。
試合は普段ゆるゆる過ぎる練習だからか、ボロボロの結果だった笑

A「ただいまぁ～トモぉ～？…ってあ、仕事か」

テーブルの上にメモが。
”Aへおかえり！試合お疲れ様！クッキーどうやった？また教えてや智洋”

A「…トモにめっちゃ好評やったでって教えたらな」

ひとりで夕ご飯を作って食べる。
ラーメン食べたくなったから、鍋で作る味噌ラーメンを作って。

A「パパッと作る味噌ラーメンより、トモの作る方ハンバーグ食べたいよなぁ。美味しいもん」

A「ひとりって寂しいな…」

ちょっと寂しくなったから、自分用に取っておいたトモのクッキーを取り出す。
緑と赤。

甘くて、抹茶とイチゴの味がした。

ーーーーー

智洋side

朝、Aに前日に作った7色のクッキーを渡してから家事をして、夕方に家を出た。
クッキーの感想欲しいなと思ったから置き手紙を残して。

智洋「お疲れ～！」

淳太・照史「「お疲れ！」」

智洋「ゲームし過ぎて眠いわぁ」

照史「んもぉ～。モンチ、今から仕事やでぇ？しっかりしぃ？」

淳太「そうやで？何のゲームしてたんよ」

智洋「モンハン。狩りに行ってた」

そんなことを言っていると濵ちゃん、しげ、のんちゃん、流星の順でやって来た。

ちなみに本日の仕事は雑誌3誌の取材と撮影。
それなりに忙しくさせてもろてん。

1番印象に残ったのはN誌。

流星とソファで座って撮影。確かテーマが休日の自宅姿だっけ。
撮影時にさ、流星が

流星「なぁ～神ちゃん」

智洋「ん？流星どうした？」

流星「このソファで横になって寝てええかな？」

智洋「あかん笑起きて」

流星「ん～眠いし、神ちゃん膝枕してや」

智洋「なんでやねん」

流星「お願いやって」

智洋「…わかった、しゃーなしな」

流星「よっしゃ」

意外とこの構図がカメラさんにも好評やってん。
で、この後に取材があってんけど、記者さんから

「彼女から手作りのものを貰えるなら何が良いですか」

という質問が。