07.印象的 ページ7
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[ 127 SIDE ]
「いやぁ
今回のサイン会は随分面白かったねー」
サイン会での帰り道
バンに乗った彼らにテヨンがそう呟いた
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「めちゃくちゃ面白い子居たよ！」
「いや多分皆
思ってる子は同じだって」
彼らのサイン会は
いい意味でも悪い意味でも毎回荒れる
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今回もそんな気はしていたが
前回と何が違ったって、印象的な子が居た事だ
.
「あの子、どこの子なんだろ」
「慶尚南道って言ってましたけど…」
「慶尚南道！？」
やはり気になるのは、彼女のカタコト具合
彼女に出身を聞いていたドヨンは
彼女が慶尚南道出身だと言った。
.
「慶尚南道の訛りではないでしょ？！」
「訛りと言うかカタコトでしたよ、あの子」
「いやだから俺も気になって聞いてみたけど
確かに慶尚南道って言ってたし…」
「まじ！？
どんだけ韓国語が下手なんだよ！？」
彼女のカタコト具合は
NCTメンバーに印象を与える程だった
.
印象を与えたのはカタコト具合だけではない
「それに
めちゃくちゃ綺麗でしたよね」
「何だよヘチャン
めちゃくちゃ食い気味じゃん」
「だって1番綺麗だった！」
「いやぁ
俺には可愛く見えたけどなぁ？」
彼女の外見もまた
NCTメンバーに印象を与えていた
.
「また会えるかな？」
「俺達のサイン会に来たんだぞ
またイベントがあれば会えるだろ」
「次はもっと話せるようにしよ！」
もちろん、彼女はNCTメンバー達が
自分について話をしているなんて、微塵も思っていない
.
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作者名：きみしぐれ
| 作成日時：2023年1月14日 11時
