桃色の片思い (ページ41)

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41.到来の予感がするページ41

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[ YOU SIDE ]

Forever活動も一段落つき
久々にのんびりと自室にて書類整理をしていた

『次は雑誌の撮影だっけ』

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私も毎日、めまぐるしいけど
バディ達の方が忙しい日々を送っている事を見ているので

ちょっと、お休みあげてあげた方がいいのでは…？
と勝手ながら親心的な何かを感じてしまう

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そんな今日は先程も申したように
比較的に予定が詰まっておらず、余裕のある日だ

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「Aさん居る！？」

そんな時、突如バン！と大きな音を立てながら
ドアが勢いよく開き、私の名前が呼ばれた

『は、はい…！』

突然の大きな音と
緊急感がして、私も少し大きな声で返事をする

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「貴方、ヘアスタイルって出来るかしら」
『ヘアスタイルですか…？』

「簡潔に言うと
　ヘアスタイルの担当が体調不良で帰ったのよ」

どうやら他グループの担当者が
体調不良で来れないらしく、困っているらしい

私の仕事は主に服選びではあるけど
実はバディ達のヘアスタイルも私が担当をしている

と、言っても簡単な事しか出来ないけど
(本当いつも簡単でごめんねと思う)

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『簡単なモ…』

「簡単でいいのよ！
　時間も無いし、そんな凝った事はしなくていいわ！」

相当急いでいるようで
私の言葉を全て聞かず、その人は言った

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「とりあえず私と一緒に車に乗って頂戴」

言われるがままに
身を任せ、車へと乗り、現場へと向かった

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現場に向かっている最中
私の事情(主にカタコト韓国語)を知っているバディだから
何とかやり過ごせていたけど

間違い無く、これから担当する方は
私より先輩で、尚且つ、私の事を知らないはずだ

『(あぁ、失礼な事しないようにしないと)』

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そう思ったら何だか急に緊張してきて

早く現場に着いて欲しいような
でも、早く着いて欲しくないような…

そんな不思議な気持ちになりながら
車に揺られていた

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