桃色の片思い (ページ27)

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27.数ヶ月後ページ27

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あれから、数ヶ月が経った

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おかげさまで、私達aespaも無事にデビューし
アイドルとして過ごしていた

「Aちゃん！！
　これってどうやってやるの～？」

「Aちゃんー！！！！
　今日も一緒に写真撮っても良い！？」

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もちろんあの後に
正式に自己紹介をして、aespaのスタイリストとして
Aちゃんは仕事に励んでいる

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『あの、皆大丈夫？』

(確か今日、レッスンって聞いた…)

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「んー？大丈夫大丈夫
　だって今、休憩中だもーん」

「ココ、すっごく心地良くて
　ずっと居たいなって思っちゃう」

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私も含め、皆、Aちゃんの事が大好きだから
事務所に行く時は
必ず、Aちゃんの仕事部屋にお邪魔する。

大丈夫？と心配な顔はするものの
こんなにもうるさくて自由な私達を
Aちゃんは、嫌な顔一切せずに、受け入れてくれる

(もはや、邪魔しているレベルなのに)

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「でもさ～、Aちゃんと会って
　一番ミンジョンが変わったよね」

「私！？」

「そうだよ、アンタ以外に誰が居るのよ」

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『そうなの？』

「そうだよ！Aちゃん！
　この子、あんまり人に興味がないんだもん！」

「ちょっとジミンオンニ
　その言い方は酷いよー」

「じゃあ人が嫌い！」

「もっと酷くなった！」

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確かに時ジミンオンニの言う様に
私は人見知りが酷い上に、人がちょっと怖かったりする

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だけど不思議と
Aちゃんはそんな事はないんだ

一緒に居て、とても心地良いし
何より、私は彼女の人柄が大好きだ

彼女の方が年上なのに
どうしてか、同い年の友達の様に思える

そんな不思議な雰囲気が
彼女の魅力なのかなと最近思い始めた

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「ねーねー
　もしかしてコレって私達の次の服！？」

『な、内緒！見ちゃダメ！』

「同じ空間に居るのに
　見ちゃダメなんて酷すぎるよーAちゃん」

『…じゃあ部屋出て行く？』

「ぎゃー、ごめんて！
　見ない！見ないから！」

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だから、ジェヒョンオッパが
Aちゃんの事が好きって言う理由も
自ずと理解してしまうんだ。

もし、オッパの恋が実った時
その時は全力で、応援と祝福をしようと思った。

…きっと一筋縄ではいかないと思うけどね

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