桃色の片思い (ページ25)

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25.初対面2 ページ25

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「あー！オッパ！
　もしかしてaespaのスタイリストさん！？」

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カフェに着き、案内をしようと思えば
何やら聞き覚えのある声が聞こえた

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『えっと、』

「初めまして！ユ・ジミンと言います！
　あー、まじで顔がちっちゃくて
　お人形さんみたい…」

『宇津木A、です』

「え！？日本人ですか！？
　ウチ、内永枝利って言います！」

『え、日本人…良かった』

まさかのaespaメンバーも
カフェに居た用で
真っ先にAさんの方へとやって来た

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「私の事はニンニンって
　呼んで下さい～！！」

「ほら、ミンジョンも挨拶しなよ！」

「ミンジョンです…」

この感じ、aespa達は完全に俺の存在なんて
忘れているに違いない

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まるで、久しぶりに会った
女子高生の同窓会の様な雰囲気だった

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「本当、可愛いですね～！
　スカウトとかって無かったんですか！？」

「Aさんは
　コッチに来てどれくらい経つんですか？」

「どこに住んでるんですか～！？」

『えっと、えっと…ジェヒョンさん』

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勢いよく質問攻めする3人に
どう答えて良いのか分からず、困った様で俺を頼ってきたAさん

…可愛いすぎるでしょ。

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「aespaの皆ごめんね
　Aさん、今日来たばかりだから」

「「「今日！？！？」」」

「君達の専属スタイリストだし
　また、すぐ会えると思うから
　今回は勘弁してあげて？」

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まだ、社内案内の途中だし
ごめんね、と言いながらカフェを出た俺達

…本当は何か買ってあげたかったんだよな
それは、また今度にしなさいって事かな。

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「あの4人が
　これからAさんと一緒に仕事する人だよ」

『全員、可愛かった』

「それは君もだよ」

『ん？』

「ううん、何でもない」

でも良かった

あの感じだと、きっと4人とは
良好な関係で仕事が出来そうな感じがする

ウィンターは人見知りがあるって聞いたけど
きっと、Aさんとは
同じ波長の様な気がするから、大丈夫だろう

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「案内は以上かな」

これで、Aさんと一緒に居れるのは
今日は最後だと思うと凄く、凄く寂しいな

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『ジェヒョンさん、ありがと』

「いいえ、こちらこそ」

「また、会えるといいね」

『はい、』

でも同じ会社なんだ
きっと、すぐに会えると信じて

Aさんと別れた。

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