桃色の片思い (ページ21)

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21.説明ページ21

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[ YOU SIDE ]

「Aさん、ちょっと」

自分専用の部屋を用意されていて
色々と物色していれば、ふと声を掛けられる

ココの事務所の方のようだった。

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『はい？』

「ココの説明をしたいんだけど
　今、時間大丈夫？」

『はい、大丈夫です』

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この莫大に大きい会社の説明をしてくれるそうだ

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「ここが入り口」

『あれ、入った場所が違う』

「誰かが君を安易に入れてしまってね
　普通はこっちが正規なんだよ」

(あっちは裏口なんだ)

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ダメじゃん、あの男性
見ず知らずの私なんかを安易に裏口で入れちゃ

(僕達サイン会で会ってるよー！)

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「それでね、ココの入り口の入り方が
　顔認証ね」

『顔、認証…』

「ココのカメラに顔をかざせば
　コンピューターが解析して、鍵が開くシステムね」

『分、かりました』

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顔認証で入れるドアなんて
今まで見た事がない。

ここの会社はどれだけ規模が多きいんだ

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「それでね
　前の上司から聞いたか分からないんだけど」

『前の上司？
　それは日本での上司の事ですか？』

「あれ？聞いてないの？
　君は本日付で、SM所属のスタイリストだよ」

『へ？』

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私の脳は一旦スリープした(ｽﾔｧ)
SM所属？ちょっとウイさん？聞いてませんけど？

(ゴメンネAサン！ユルシテ！)

「あーウイの奴
　ちょっと言いにくかったのかもね」

『ウイの奴？』

「ウイはね僕の学生時代の後輩なんだよ」

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あぁ、なるほど、そういう事か

サイン会で私が名刺を見せた時
ウイさんの会社だったから、あの反応だったんだ

「それで次が社食なんだけど～…」

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私の脳内会話なんて
一切知らない、このNCTマネージャーは次々と案内した

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「お、ちょうどいい所に」

『あ』

「この子達が俺の担当NCT127ね
　まぁ、サイン会に来てるから分かるか」

そこにはジョンウ達NCT127が居た。

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「あ、Aちゃんじゃん！
　さっきぶりー！」

『ジョンウ、』

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「Aさん、ジョンウと友達なの？」

『この間、友達に』

「あぁ、サイン会で？」

『違う』

「違うの！？」

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マネージャーと話をしていれば
ニコニコとコッチを見ている複数の影

…どうせ、私のカタコト具合が面白いんだろうな。(違)

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