桃色の片思い (ページ18)

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18.aespa ページ18

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[ YOU SIDE ]

「いやぁ、本当に綺麗な顔だ」

『はぁ、』

ドアをノックした私は
部屋の中へと入り、事務所の方と会話をしていた。

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ぶっちゃけ、この話をされるのはうんざりだ
…それに私は自分の顔が好きでは無い

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「それでね、本題に入るけど
　もう一度確認にはなるけど、アイドルには…」

『なりません』

「99年生まれだと言う事で
　これからデビューさせようと思っているaes…

『…私はスタイリストとして来ました
　そういう話でしたら
　今回の契約は無かった事にさせて下さい』

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「芯のある子で良かった」

「それでは今度こそ本題に入るが
　貴方に担当して頂きたいグループ名は
　aespaと言います」

『aespa、』

「年齢層は、まさに貴方と同年代の子達です
　4人構成なので
　スタイリストは貴方1人で良いかなと思うんだけど…」

『はい、よろしくお願いします』

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あんなに勢いよく言ったはいいが
いざ、一人体制だと言われると、自信がない

ほら、だって私カタコトな韓国じゃん？(開き直り)

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そこから話は続き
デビュー曲に合わせ、衣装を決めていく事になった

必要書類を貰い、今後
仕事をする上で使用して良い部屋があるそうで
早速、その部屋で仕事をしようと向かった。

…どんだけ、規模の大きい会社なんだ。贅沢。

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部屋のドアノブには
《aespa*stylist*A》と書かれたプレートがぶら下がっていた。

『え、まさかの専用…？』

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辺りを見渡しても
そんなプレートをぶら下げている部屋はない。

少し、疑問も持つも

きっと運良く
担当するチームが少人数だったから
私は一人部屋なのだろうと思うようにした

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部屋に入れば更に驚く事があった

デスクはもちろんの事
ミシンや裁縫道具まで用意されていたのだ。

要するに、申し分がないと言う事

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早速仕事をする為に
渡された書類に目を通した。

『わ、皆綺麗で可愛い人だ』

担当する4名は全員
私より年下で、とても綺麗で可愛らしい顔の人達だった。

自信がないと言っていた
先程の自分を忘れ、無我夢中に彼女達へ提供する衣装を考えた。

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