26.乾いた喉に ページ26
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[ JAEHYUN SIDE ]
「ねね、Aさん見て見てー！」
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目の前で楽しそうに
あーだこーだと世間話をするメンバーとマネージャー
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『可愛いわんちゃんですね！』
(ヘチャンさんの愛犬ですか？)
「犬の事をわんちゃんと呼ぶAさんが
とっても可愛い♡」
(うん♡そだよ♡)
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彼女を見ると
人間って、とても我が儘な生き物だと認識する
もちろん、彼女が我が儘な訳ではない。
その“人間”ってのは
俺の事を指しているのだから＿＿＿＿＿
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「しれっと口説くな
そしてお前の愛犬じゃないだろ」
『へ？そうなんですか？』
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「アンタも簡単に人間を信じすぎ」
(この犬、チョンロの犬)
(ちょ、ちょんろ…？)
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自分が嫌いな女って
とにかくしつこい女だったはずなのに
いざ、そんな気持ちが1ミリもなくて
自分の事を見てくれないと分かると
“こっち向けよ”って思う。
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あぁ、俺ってだいぶこじらせてる
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「ちょっとヒョン
Aさんにアンタはないわぁー」
「この間カカオで呼んだら
お前がバカにしてきたんだろ…」
「だってフルネーム呼びはありえん！」
『？』
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彼女を差し置いて
ヘチャンと話をしていれば
彼女の頭は「？」がいっぱいの模様＿＿＿
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「Aさんもさー
嫌だと思ったらちゃんと言った方がいいよ？」
(ジェヒョニヒョンと同い年でしょ？)
(年上じゃないし、ガツンと言ってもいいんだよ？)
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『でも私、フルネーム呼びなんて
入社式以来で、少し新鮮な気持ちに＿＿＿
「ジェヒョニヒョンは上司じゃないからね！？！？」
(むしろAさんの方が立場上よ！？)
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俺等なんかに1ミリも興味がなくて
むしろ興味があるのは「仕事」って言う3文字のモノで
こんなにも興味を湧いて貰えないって
生まれて初めて経験した訳で＿＿＿＿＿＿＿
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「＿＿＿＿＿＿＿よ」
『へ？』
「別に。何でも無い」
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早く俺に興味持てよ
じゃないと、俺がアンタを追いかけちゃうから
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きみしぐれ(プロフ) - wakaさん» 彼女を心配したドヨン君が、意図的ではなかったんですが、全てを聞いてしまってたんですね。そうそう、銀だこのゴールドカード…っておぉい！モザイク！モザイクの意味ぃぃ！！！！！(笑) (2022年11月23日 7時) (
レス) id: bbaa55fe8f (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 立ち聞きはドヨンだったかwお仲間に強制的に入れられてwwww銀だこのゴールドポイントカードの期限のためにも頑張らないとwwww🤣 (2022年11月22日 10時) (レス) @page3 id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きみしぐれ
| 作成日時：2022年11月22日 9時
