19.幸せ安心空間 ページ19
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[ MARK SIDE ]
「お、お邪魔します…」
『は〜い、どうぞ』
Aさんの言葉を聞いて
ジョンウの“前世は社畜末期者”の言葉と共に
もう一つの言葉を思い出していた。
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「マクや、お前の事だから大丈夫だとは思うけど
本当に辛くなった時、誰でもいいから甘えなよ」
「俺達でもいいし、Aさんでもいい
いや、むしろ彼女だったら分かってくれる事が多いと思う」
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こちらもまるで
何かを知っているような含みの言い方だった。
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だけど、両者の言葉がやけに納得出来て
勇気を出して、Aさんのお宅にお邪魔する事にした
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お邪魔したからって何かする訳でない
何なら無言であり、Aさんに至っては
僕が居る事を忘れているのではと思う位
OFFの状態だった。
(だからと言って
いつものAさんなんだけど)
でもその空間は
不思議と嫌な感じは一切無くて
むしろ“安心する空間”であり
僕は気付けば、安心して眠ってしまっていた。
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＿＿＿＿＿はい、ぐっすり寝てくれました。
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…？
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＿＿＿へ？私ですか？私も寝ましたよ
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声が聞こえる…Aさんの声だ
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＿＿＿いつもご心配、ありがとうございます
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凄く、心地のいい声
僕の思考はまだ、起き立てでふわふわとしている。
きっと鑑で見れば
目だって半目なんだろう。
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そんな意識の中
自分を見れば、掛けられた温かい毛布に
自分がいつしか寝ていた事を悟る。
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相談する事もなく
本当にただ何もしなかったけど
でもそれがやけに安心出来て眠ってしまったんだ。
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こんなにぐっすり眠れたのはいつぶりだろう
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Aさんの言っていた事
勇気を出して実践してみて良かった…
また、頑張ろうって気持ちが出てきた。
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でも、そんなAさんは誰かに
甘えたり、弱音を吐いたり出来てるのかな？
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＿＿＿もう、ドヨンさんったら
本当に私は元気ですよ、何かあったら逐一ご相談します。
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ドヨンヒョンが言ったあの言葉は
きっと、彼女がドヨンヒョンに頼っているからの言葉なんだと思った。
そっか、Aさんはドヨンヒョンが居るんだね
それは安心した…
そう思ったらまた意識をなくした。
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きみしぐれ(プロフ) - wakaさん» 彼女を心配したドヨン君が、意図的ではなかったんですが、全てを聞いてしまってたんですね。そうそう、銀だこのゴールドカード…っておぉい！モザイク！モザイクの意味ぃぃ！！！！！(笑) (2022年11月23日 7時) (
レス) id: bbaa55fe8f (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 立ち聞きはドヨンだったかwお仲間に強制的に入れられてwwww銀だこのゴールドポイントカードの期限のためにも頑張らないとwwww🤣 (2022年11月22日 10時) (レス) @page3 id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きみしぐれ
| 作成日時：2022年11月22日 9時
