45.ファッショニスタの苦悩、三 ページ45
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「まずAさ、自分の置かれてる状況分かる？」
それから始まった、キーのファッション講座
彼の熱弁を、興味無さそうに聞いている彼女に
客観的に見ていたテミンは
こりゃ、どうしようもないなと思いながら見ていた
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「Aはスタイルが人の3倍良いんだから
そこを行かさないと！！！」
「こんなんじゃモデルの仕事来ないよ！？」
『いや、本業モデルじゃないんだけど………』
とりあえず、今度俺がコーディネート組むから
それ来て出勤するんだよ！？
と念を押された彼女は、嫌々に分かったと返事をした
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『あぁ、でもキー君待って』
これ以上ココに居ても、怒られるだけだと察した彼女は
退散しようとしたが、途中で思い出した事があり
キーにその事を告げた
「はぁ！？！？！？！？！？！？！？！？！」
『鼓膜破ける…』
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「ちょっとA、正気！？
そんな話があったのに、ずっとこのダサイ格好だった訳！？」
『だから黒ずく…』
「そんな立派なスタイルじゃないじゃん！？」
『うう…酷いよキー君…
今日はもう帰る…帰ってやるぅぅ！！！！！！』
負け台詞を吐きながら帰って行った彼女
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もちろん、他のメンバー達は
彼女がキーに何を話したのか気になり、聞いてみた
「Aが何だって？」
「それがさ、モデルの契約オファーが来て
今期から専属モデルなんだって」
「まぁ、あのビジュアルにスタイルだもんね」
「しかも、世界の＿＿＿だよ！？
なのにずっとあんな格好してるんだよ！？あの子！！」
「まぁ、Aらしいっちゃらしいかな」
.
この彼女が専属モデルになったメーカーが判明するのは
もう少し、先の話
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46.完成されたコーディネート→←44.ファッショニスタの苦悩、二
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作者名：きみしぐれ
| 作成日時：2021年1月5日 17時
