我はアイドルなり！ THE REMAKE2 (ページ33)

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33.天然モテる人、二ページ33

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去ってしまった男性＿＿＿＿

と言う事は、ここに残っているのは
彼女と女性の2人だけだ

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「あの…ありがとう
　あの人の事、知っていたのね」

『いや全然？』
(むしろアイツ誰だよって感じ)

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「え？じゃあさっきの言葉は？」
(事務所の人がどうとか言ってたじゃない)

『そんなのほら吹いたに決まってんじゃん』

女性は彼女の言う事に唖然としていた
あんなに流暢に言うものだから
あの男性を含め、自分も本当だと思っていた

だけど蓋を開けてみれば
事務所の人が呼んでいたと言う事は嘘だったし

ましてや、あの男性が何者かも知らなかったなんて

…本当イカれてる、この子

そう女性は思ってた

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「本当、大したモノね貴女」
『そう？』

正直な話、女性はこのCOMAと言う人間に
あまりいい印象を持っていなかった

だって、急に現れたと思ったら
容姿・実力…アイドルに必要なモノを全部持っていた

だからこそ、負け惜しみになるかもしれないが
せめて、性格だけは悪くあって欲しい

その思いから、そう勘違いしていた

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だけど、実際に会ってみたら
飾らないその性格と、ほらを吹かす度胸があり

…嫌いじゃない

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「貴女、見た目で損するタイプじゃない？」

『は？
　それはお姉さんも同じなんじゃないの？』

「あはは！それもそうね！
　貴女のそういう素直な性格、好きよ」

『そりゃどーも』

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「私の名前はペ・ジュヒョン、活動名はアイリーン
　貴女の好きなように呼んで頂戴」

『アイちゃんで』

「アイちゃん！？！？！？
　初めて呼ばれたわ、そんな風に……」

『こういう呼び方の方が
　自分はしっくり来るんだよ』

「貴女らしいわ」

『わ、やべ！もう結構いい時間じゃん！
　んじゃまたね、アイちゃん！』

「…また会いましょう、COMA」

『は？何か言った？』

「いいえ
　それより早く行きなさいよ、遅れるわよ」

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偶然ではあるが
彼女が助けた女性は、Redvelvetのアイリーン

先程、DREAM内で話があった
少し厳格な先輩と言うのは、実はアイリーンの事だった

そして、DREAMメンバー達が恐れていた
アイリーンとCOMAの接触はその日は無かった

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「「「「ホッ」」」」

『は？なに心底安心しちゃってんの？』

「「「アンタは何も知らなくていいから」」」

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そんなアイリーンと事務所で会うのは
もう少し先の事

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