42.兄妹の強い絆 ページ42
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『もしもし、』
電話をすれば、何コールかで直ぐに出たA
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「あ、もしもし俺テミン」
『うん、知ってます』
もし、NOと言う返事だったらどうしようという不安が
全面に出てしまい
普段、言わないような言い方をしてしまった
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もちろんAは
うん、知ってますと笑いながら答えてくれたんだけど
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「あーっと、えーっとね？」
『はい』
「うー…あー…えー…」
『…』
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「…」
『いや、早く言え！？』
挙げ句の果てに、痺れを切らしたAより
早く言ってと催促をされてしまう
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「いや、あの、その…」
ダメだ…！！
これ以上、情けない姿をAに見せられない…！
別に答えがどっちだっていいじゃないか
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「今度ラジオスターって言う収録があるんだけど
ゲストとして出てくれないかなーって…」
『おっけっす』
「あーOKね、うん、じゃあヒョン達に…
ってそんなに軽々しく返事して大丈夫なの！？」
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『大丈夫大丈夫』
「いやお前、腐っても新人だよね！？」
『気持ちは大御所だけど』
「気分だけにしろよ！？」
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…でも正直ホッとした
この回答、必ずしもYESと答えてくれる自信が無かった
マネージャーの有無を取っていないから
必ずしも出れられるかは、分からないけど
少なくともAの気持ちがYESだったと言う事
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作者名：きみしぐれ
| 作成日時：2020年11月17日 14時
