30.衝突 ページ30
.
家に戻り、中へ入っても
ジェミンが帰ってきた痕跡は無かった。
鍵を閉めて、店に戻ろうとしていた時だった
『私の勘違いか、』
「何で私じゃなくて
あんなブスを選ぶのよ！！！！！！！」
『！？！？』
.
突如、真上から聞こえた叫び声
上階の人、夫婦間で上手くいってないのかな
最初はそう思ったけど
私は、重大な事を思い出してた。
『そうじゃん、』
.
.
＿＿＿＿＿上の階ってジェミンの部屋じゃん
何があったのか分からないけど
とにかく、行かないとイケない気がして
私は、急いで上の階へと向かっていた。
.
.
.
.
「何で私じゃないの！？」
「あの女のどこがいいのよ！！！！！」
.
興奮状態なのか
私が真横に居るのに全く気付かない女性。
それに、玄関から出てこないジェミンの表情は
今、どんな顔をしているのか分からない。
.
怒ってくれているのかな？
悲しんでくれているかな？
＿＿＿＿今、彼はどんな表情をしているのだろう。
.
.
「･･･大人しく黙って聞いてりゃ
ただのひがみじゃねーかよ」
『、』
.
今までに聞いた事のないジェミンの声
凄く低く、ずっしりとした声だけど
それは、表情を見ていない私でさえも
彼が今怒っている事は、分かった。
.
.
「ひがみ！？ひがみなんかじゃないわ！
本当の事を言ったまでよ！」
.
今、彼女やジェミンに話掛けた所で
何をされるか分からない為
タイミングを完全に見失っていた
.
これは、見なかった事にして
大人しく帰った方が、身の為なんじゃないかと
.
.
「幼稚園で見掛けたわ！！
甘い言葉を贈るジェミン君と
それに応えないあの女を！！！！」
『！』
「貴方が一生懸命贈っても
あの女は、応えないじゃない！！
ならそれを私に贈ってよ！！！！」
.
.
あぁ、理解した
事の発端は私で、原因も私だった。
ただ自分を守るだけの
小さなプライドのせいで、こんな事になってる
.
.
幼馴染みだから＿＿＿＿＿
きっと違うから＿＿＿＿＿
そうやって自分とジェミンを騙してた。
.
.
＿＿＿＿＿＿これは今、しっかり肯定すべき事。
『貴方が言うように私は
それが聞こえないフリをしました』
.
＿＿＿＿今こそ、ジェミンに思いを伝える時だと
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 933人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
waka(プロフ) - お待ちしてまーす😆💕💕💕💕 (2022年7月15日 23時) (
レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
きみしぐれ(プロフ) - wakaさん» 重たい腰を動かして、やっっっと書き始めました･･･。(遅)もちろん、後で公開させて頂きます！今暫く、お待ち下さい😣(ごめんなさい) (2022年7月15日 20時) (レス) id: bbaa55fe8f (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - あっちパスワードがほしいけど公開してないだけ？？あとで公開する？？ (2022年7月14日 16時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きみしぐれ
| 作成日時：2022年6月6日 19時
