12.同じだよ、 ページ12
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[ JENO SIDE ]
いつものように
チョンロを迎えに行こうと思えば
目線の少し先に居る
後ろ姿に、胸が高まった＿＿＿＿
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Aさん、
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昨日の事のお礼も言いたかったし
何だかAさんと話がしたくて
直ぐさま、追いかけて話かけた。
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昨日の事のお礼を言えば
あくまで知らない顔をして返事をした
控えめな感じ＿＿＿
だけど、僕には芯のある女性に見えていた
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話を聞いて欲しかったからなのか
それともAさんだったからなのか
それはよく分からない
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だけど自分の話をしておかないと
いけない気がして
話をしてみるが
彼女はさほど、驚いていなかった
それもそうか
だから、昨日
チョンロまで一緒に連れて行ってくれて
父の日のプレゼントをしてくれたんだ。
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『私もです』
「へ？」
『実は私もマークとは
本当は、血が繋がっていないんです』
(実は、普段はマーク君呼びなんです)
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そう言うAさんに、嘘だと
率直に思った
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だって、Aさんとマーク君は
本当の親子の様だからだ
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『嘘だ、って思いますよね
私もジェノさんの話を聞いて
前者は何となく、想像はついていたけど
後者は嘘だと思いました』
でも何だかその話を聞いて
少し、肩の荷が下りた気がした
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＿＿＿でも逆を言えば
私達って、他から見たら立派な家族なんですよ
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誰にも言えなかった秘密
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パートナーが居ないからこそ
誰にも相談が出来なくて
果たして、自分のしている事が正しいのか
分からなかった
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でも、チョンロには幸せになって欲しくて
悟られないように
一生懸命頑張っていたけど
昨日の出来事で、嬉しい感情と共に
母親が居ない事に対して
大きな不安がやってきていた＿＿＿＿＿＿＿
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「Aさん･･･」
『なんて偉そうな事を言いましたが
私もまだ、新米ママなんです』
へへっと笑いながら言うAさんに
この人がパートナーだったらなんて
淡い期待が出来てしまう
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「ぱぱあ！！！！！！」
「お、おかあさん、」
そんな僕の揺らいだ気持ちを
遮るように、子供達がやって来た
それは、まるで「ダメだよ」と
歯止めをしてくれているようだった
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waka(プロフ) - お待ちしてまーす😆💕💕💕💕 (2022年7月15日 23時) (
レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
きみしぐれ(プロフ) - wakaさん» 重たい腰を動かして、やっっっと書き始めました･･･。(遅)もちろん、後で公開させて頂きます！今暫く、お待ち下さい😣(ごめんなさい) (2022年7月15日 20時) (レス) id: bbaa55fe8f (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - あっちパスワードがほしいけど公開してないだけ？？あとで公開する？？ (2022年7月14日 16時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きみしぐれ
| 作成日時：2022年6月6日 19時
