甘い罠に溺れて死ぬ。

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「女子が暗い中1人で帰るって、危ないんだからね？」







と、ウォヌくんに押されまくったスンチョル先輩とわたしはいま一緒に帰っている訳だけど……


『………』

「………」



何を話せばいいの…?そんなたくさんお喋りできないのに。

こんな時コミュ症が嫌になるよ…。






「…Aちゃん、ちょっと自販機寄るから遠回りしていい?』

『ふ、ふぁい！』

…裏返って変な声出ちゃった……！絶対変な子って思われたよ。





「ふふ、ふぁって…そんな緊張いなくても……笑笑」

『…わ、笑い過ぎですよ！先輩…』

「ごめんごめん…笑。ダメだ、スニョンの部活の時の挨拶みたい笑笑』




こんなに爆笑されるなんて…。


この前の女の子に冷たくした人と同じ人だよね？





でもやっぱり口を大きく開けて笑ってる先輩はキラキラしてた。




……大笑いしてる先輩を見て、胸がときめいたのはここだけの話。

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