穏やかな休日 ページ10
翌日。
翔さんは、学会の発表準備、私はその学会の抄録を読んだりして、
まったりとした休日を過ごしていた。
ちょっと休憩しようとコーヒーを入れて、
ローテーブルに置いた。
「あ、ありがと。」
翔さんが資料を持ったまま
デスクを離れてソファに座った。
「唯、明日の金曜日、当直だよな。」
「よくご存じですこと。」
「当直表は、必ずチェックしてます。。
いけませんか？」
「ふふふ。愛されてるのかな、私。」
手を引かれて、翔さんとテーブルの間に座る。
背中から抱きかかえられる。
「うん。ちょっとどうしたらいいか、分からないレベル。」
そう言って、耳元に唇を寄せる。
ふるっと肩を揺らしてしまったら
「耳、弱いよね。」
わざと低い声で言う。
反対の耳にも唇が触れて
翔さんの息づかいが聞こえて
力が抜ける。
「どうした？
昨日の夜を思い出しちゃった？」
前髪の中から、大きな瞳でのぞきこまれる。
目を逸らすと
「ふうん、別にいいけど。」
そう言って、ソファから降りて私の後ろに座った。
持っていた資料を床に広げて読み始める。
不意に、左手がＴシャツの中に入ってきて、
ブラの上から、そっと指が行ったり来たりし始める。
レースの感触を楽しむみたいに。
翔さんは、右手でカップを持ってコーヒーを飲んでる。
資料を読んで「そっか」とか、つぶやいてる。
時々、中心を通るから
私は、もう、視界がぼやけてる。
力が抜けて翔さんに寄りかかると
「コーヒー、こぼれちゃうから、じっとしてて。」
そう言いつけられて、動けない。
んんって、声が出てしまう。
翔さんは、気にしてない様子で。
コーヒーの香りが漂い続ける。
指の動きは、止まない。
じっと耐える。
ようやく、かさっと資料を閉じる音がして
資料とカップがテーブルに乗った。
身体が入れ替わって、翔さんとソファの間に閉じ込められる。
「さて、どうしますか、お嬢さん。」
私の髪をすくって、口づけてる。
目の光が妖しくって、痺れる。
「このままだと、私の思うとおりになりますよ。
いやだって言っても止めません。」
何も言えないでいたら、
「では、ご了解頂けたということで。」
立ち上がって、手が差し出される。
抱えられて寝室に入る。
ベッドに落とされる。
「覚悟はいいね。
好きにさせてもらう。」
いやって言う度に、痕が増えていく。
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おはな(プロフ) - らんまるさん» らんまるさん、心強いコメントをありがとうございました。おっしゃる通り、猛翔(！)がんばりますね。わずかでも楽しんで頂けたら、嬉しいです。 (2016年9月21日 8時) (
レス) id: 4a84da09b3 (このIDを非表示/違反報告)
らんまる(プロフ) - 猛省中なんて…書き手さんは色々と大変ですよね。私は無責任にただただ楽しんでるだけですから。猛省では無く、猛翔でお願いしますm(_ _)mどこまでもついて行きますよー！(^O^)／ (2016年9月19日 23時) (レス) id: 5d10617f7a (このIDを非表示/違反報告)
おはな(プロフ) - らんまるさん» らんまるさん、せっかくコメント頂いたのにごめんなさい。殻を破って愛し合った部分を大幅にカットしてしまいました。やり過ぎました。反省しています。「甘い」レベルでおさめるようにします。これに懲りずまた読んで頂ければと思います。よろしくお願いします。 (2016年9月19日 23時) (レス) id: 4a84da09b3 (このIDを非表示/違反報告)
おはな(プロフ) - nanaさん» nanaさん、せっかくコメント頂いたのに、愛され部分を大幅にカットしてしまいました。ごめんなさい。猛省中です。でも先生にどれほど愛されているか、ちゃんと書いて行きますね。見守って頂けると嬉しいです。 (2016年9月19日 22時) (レス) id: 4a84da09b3 (このIDを非表示/違反報告)
らんまる(プロフ) - 甘い夜のご褒美、ゴチです。いやー、甘いというか激しいというか。それにかなり恥ずかしい。いやん、「全てよこせ」ってこういう事？でもここまで心と体の殻破っても愛してくれる安心感がイイ。 (2016年9月19日 2時) (レス) id: 5d10617f7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはな
| 作成日時：2016年8月22日 8時
