２月１４日−５ ページ23
「これ、似合いそう」「こっちも」って、
何となく、雑貨やお洋服のお店を回って。
車に戻った。
ドアを開けてくれた翔さんが、
「８回。数えたから。」
立ったままのドア越しに、啄むようなキスをする。
終わると、さっと運転席に回ってシートに着いた。
私を見て
「おや、随分顔が赤いですね、お嬢さん。
何かありました？」
くすくす笑ってる。
「意地悪。嫌い。」
「お前、嫌いって言うなよ。
傷つくだろ。」
「お前・・・。」
「あ、嫌だった？ごめん。」
「ううん。ちょっとドキッとした。」
「そっか。」
浮かれモードの私たちは、遠回りして帰ることにした。
「もう暗くなってきてる。」
海沿いの道に車が連なっている。
どうってことない景色も翔さんといると特別に感じてしまう。
大きな観覧車を見て、
「ああいうのに乗るデートって、どう？嫌い？」
って、聞いてみる。
「さすがに、恥ずって思うけど。唯と一緒ならいいかな。」
「どうして？」
「空をバックにいちゃつくの、いいじゃん。」
なんて、意味のない会話をしながら
私のマンションに戻ってきた。
「色々持ってきます。待ってて下さい。あ。」
後頭部を掴まれて、キスを２回。
「いつまで続けるの？」
「止めないよ。唯にキスする口実なんだから。
はい、残念。」
もう、と言いながら降りて部屋に向かう。
チョコやプレゼント、夕飯の準備なんかで
結構な荷物になった。
「そんなにたくさん？」
まあ、確かにエコバック３つと紙袋２つ。
多いかな。
気付いていないでしょうけどね、翔さん。
この量は、私の独占欲の証なの。
認めたくないけど、小椋先生やスプーンの人。
それにクッションやスリッパは別の人？
翔さんを過去に引きずって行きそうな人全部から、
あなたを今に戻すために。
あなたを今に留めるために。
私、必死なの。
あのふざけたキスで、持ちこたえてるの。
祈るような気持ちで。
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おはな(プロフ) - らんまるさん» らんまるさん、心強いコメントをありがとうございました。おっしゃる通り、猛翔(！)がんばりますね。わずかでも楽しんで頂けたら、嬉しいです。 (2016年9月21日 8時) (
レス) id: 4a84da09b3 (このIDを非表示/違反報告)
らんまる(プロフ) - 猛省中なんて…書き手さんは色々と大変ですよね。私は無責任にただただ楽しんでるだけですから。猛省では無く、猛翔でお願いしますm(_ _)mどこまでもついて行きますよー！(^O^)／ (2016年9月19日 23時) (レス) id: 5d10617f7a (このIDを非表示/違反報告)
おはな(プロフ) - らんまるさん» らんまるさん、せっかくコメント頂いたのにごめんなさい。殻を破って愛し合った部分を大幅にカットしてしまいました。やり過ぎました。反省しています。「甘い」レベルでおさめるようにします。これに懲りずまた読んで頂ければと思います。よろしくお願いします。 (2016年9月19日 23時) (レス) id: 4a84da09b3 (このIDを非表示/違反報告)
おはな(プロフ) - nanaさん» nanaさん、せっかくコメント頂いたのに、愛され部分を大幅にカットしてしまいました。ごめんなさい。猛省中です。でも先生にどれほど愛されているか、ちゃんと書いて行きますね。見守って頂けると嬉しいです。 (2016年9月19日 22時) (レス) id: 4a84da09b3 (このIDを非表示/違反報告)
らんまる(プロフ) - 甘い夜のご褒美、ゴチです。いやー、甘いというか激しいというか。それにかなり恥ずかしい。いやん、「全てよこせ」ってこういう事？でもここまで心と体の殻破っても愛してくれる安心感がイイ。 (2016年9月19日 2時) (レス) id: 5d10617f7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはな
| 作成日時：2016年8月22日 8時
