温泉旅行�� ページ4
とにかくすぐに飲みたい優美と私は、車ではなく直行する電車を選んだ。
午前１０時、駅のホーム。
自然にニヤニヤしてしまう。
ホームで電車を待っているだけで楽しい。
優美が、
「私、本当に唯に会いたかったんだ。昨日なんか眠れないかと思った。もう嬉しくて。」
って、綺麗な笑顔。
「私も。話したいことがたくさんあるのよ。もう一人じゃ抱えきれなくて。」
「いいよ、聞くよ。まず乾杯ね。」
その言葉通り、出発早々に乾杯する。
「先に唯が話して。」
優美が心配そうに私の顔を見ている。
美宝さんとタクシーに乗って行ったこと、コンサートが甘くて楽しかったこと、
その後、氷の様に冷たくなったこと、他の先生に褒めてくれたこと、今井くんの告白のこと。
全部を話した、一気に。
「唯、それ、脈あるよ。」
「どうして？どうしてそうなるの？」
「櫻井先生の言う様に、唯、天然ってところあるし。
それが２８歳の大人だから問題なのよ。」
「問題なの？」
「うん、致命的。」
「どういうこと？」
「櫻井先生が冷たい顔を見せるってことは、唯に感情を抑えてないってことなんじゃないの？
こういう仕事してて白衣を着ている時に、感情を出すのって、相手を役割とか仕事上の存在ってだけだと思ってないんじゃないの？」
あの時、私が思ってことと同じ。
「どうなんだろう。分からない。」
だって本当に分からない。
「何度も言ってるけど、唯は素直な気持ちを出してごらん。
後輩として、とか、女としてとか分けないで。
だって唯は、唯でしょう。研修医でも、そうでなくても唯でしょうが。」
「え？え？私が間違ってるの？」
「多分間違ってる。でも間違いかどうかは、問題にならないよ。
唯がどうしたいのかが第一なんじゃない？いつも先を読んで、上手くいくことだけを考えてない？大人の男性なんだから、素直な想いを受け止めるくらいのこと、出来る人でしょう。」
言葉が出なくなってしまった。私、大切なことを忘れているかもしれない。
大きな間違いをしているかもしれない。
ちょっと落ち着いて自分の気持ちと向き合おう。
先生の言葉を思い出そう。
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おはな(プロフ) - らんまるさん» コメント、ありがとうございます。先生の本気を何とか示せるようにがんばります。個人的にはグイグイとじわじわと、両方で来てもらえると嬉しいです。 (2016年7月10日 14時) (
レス) id: 4a84da09b3 (このIDを非表示/違反報告)
らんまる(プロフ) - やっと！お泊り！「邪な気持ち」でいいから、先生、グイグイ来て〜！ (2016年7月10日 12時) (レス) id: 5d10617f7a (このIDを非表示/違反報告)
おはな(プロフ) - ゆかりさん» 今日のワクワク学校では、二宮くんと櫻井くんの息がぴったり合って、最高のコントが見られました。ＷＳが楽しみです。チェックしてみてください。ご感想、ありがとうございました。 (2016年6月26日 23時) (レス) id: 4a84da09b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 二ノ翔ちゃん大好き愛してる (2016年6月26日 9時) (レス) id: 59f29188ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはな
| 作成日時：2016年6月25日 14時
