謎の噂 ページ34
程なく私達の品も届いて、
美味しく頂いた。
「じゃ、飲もうか」って流れで
閉店まで飲むことになり。
いきなり日本酒で乾杯した。
美宝さんは、それほどでもないけど
栗原、櫻井両先生は、お強いと見た。
ピッチも早い。
「櫻井先生の同期の先生方って、
素敵な方ばっかりですね。
容姿端麗、頭脳明晰。
レベルが高くて、ため息出ちゃいます。」
後輩としてだけ、発言する。
「え、お世辞言っても通らないよ。
A先生の学年も粒揃いだって。
特にA先生は真面目で一生懸命だから、
良く教えてもらえるんじゃない？
栗原先生も丁寧に教えてくれてるよね、きっと。」
「ええ、それは確かに。」
褒められて、恥ずかしくなって俯いてしまう。
また「真面目さ」だけ、でも。
「そうやって照れて可愛くなるところ、ずるい！」
美宝さんが大きな声で言った。
ああ、忘れてた。そうだった、
女としての態度はＮＧだった。
ありがとう、美宝さん。
ちょっとびっくりしたけど。
気付かせてくれて良かった。
何事もなかったような表情を作って、
あ、ごめんなさい、なんて言ってみる。
動じない。
「今日も栗原先生にしっかり、
私が納得できるまで説明して頂きました。
時間がかかってしまって、
夕飯が遅くなっちゃいましたけど。
先生、改めてありがとうございました。」
「礼には及ばない。業務の一環と捉えてもらって良い。
でも、何だな、A先生は
健気で構いたくなるタイプだってことが分かった。
噂通りだな。」
「だから、噂って何ですか。」
「さあ、何だろう。」
栗原先生はニヤニヤして見てる。
何だろう、その笑い。
２２時に閉店になって、栗原、櫻井両先生は
「久しぶりに、さし呑みだな！」
と、盛り上がっていた。
次のお店に向かいながら、
美宝さんと私がタクシーを拾う所まで
見届けて頂いた。
後輩として、送って頂いたということ。
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智美(プロフ) - 最初の方のページはほとんど(私の姓)や(私の名)というふうになっていて読みにくいです。修正お願いしますm(_ _)mm(_ _)m (2019年2月10日 14時) (
レス) id: b9bab58b14 (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり(プロフ) - ところどころお名前が唯になっています(;o;) (2017年7月3日 11時) (レス) id: 30427f3e19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはな
| 作成日時：2016年6月7日 14時
