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ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
と、呼び鈴を鳴らすと
家の中からﾄﾞﾀﾊﾞﾀと慌ただしい音がして
数秒後、ｶﾞﾁｬｯとドアが開いた
重｢お、どうしたんや｣
『どうしたんやじゃないよ
部活は？』
私が尋ねると罰が悪そうに頭をかいて
重｢上がって｣
私を家の中に入るように促した
断ろうと思ったけれど、ちゃんと彼の口から話を聞きたくて私は黙って頷き玄関へと足を運んだ
大毅の部屋に入るのは、１年ぶりだろうか
最近殆ど来てなかったからな
部屋は相変わらず整っており、棚には漫画やらサッカーの本やらがズラリと並んでいる
私はそれら一つ一つを確かめるようにして見て
最後に彼に目を向けて
重｢まぁそこに座りや｣
小さいテーブルの前へと腰を下ろした
大毅も同様に私の隣へと腰を下ろす
『ほんで、部活は？』
再び私が尋ねると、今度は一つ深呼吸をしてから
重｢俺さ、レギュラー外れてん｣
先程の大毅の仲のいい同級生に聞いた言葉そのままが、彼の口から飛び出した
本当だったんだ
重｢最近さ、なーんかやる気がでーへんのよね｣
『え、』
重｢どうしても部活中とか別のこと考えてまう｣
そう言ってﾊﾊｯと乾いた笑い声を発する
そんな彼を私はじっと見つめる
部屋にある時計の秒針が、まるで心臓の音と重なるようにして鳴る
重｢…それもこれもAのせいやな｣
『なに？』
ﾎﾞｿｯと何かを呟くものだから上手く聞き取ることが出来ずに聞き返す
でも大毅はいつもみたく白い歯を見せて笑い
重｢なんでもない！｣
彼の笑窪は私の元気の源
これは昔からずっと変わらない
私が落ち込んでいる時でも彼の笑顔を見ると自然と元気が出てくるのだ
不思議な力を持ってるなって、ずっと思ってた
重｢俺からも１個質問してええ？｣
そう言って私の顔を覗き込む
『うん、なに？』
重｢Aやったらさ、｣
重｢好きな人がなかなか振り向いてくれへん時って、どうする？｣
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青緒(プロフ) - ひよりさん» 以前1話だけ出していたのですが、書き直しのため一度消しました。今試行錯誤して物語を考えていますので、待っていてもらえると嬉しいです。 (2018年9月22日 21時) (
レス) id: 46d7f2d059 (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - 番外編ってぷらいべったーにありますか？見つけられなかったのですが… (2018年9月17日 8時) (レス) id: 4d67448de1 (このIDを非表示/違反報告)
マル子(プロフ) - 占いツクールで見たいです！！ (2018年3月11日 0時) (レス) id: 690e0afeec (このIDを非表示/違反報告)
りゅーくん(プロフ) - 占いツクールで出して欲しいです！ (2018年3月10日 22時) (レス) id: 508361ca44 (このIDを非表示/違反報告)
れなぴ - 続きがみたいです！ (2018年1月3日 13時) (レス) id: 91fefebfab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青�� | 作成日時：2017年10月27日 20時
