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ｶﾞﾗｶﾞﾗｯとドアを開ければ
少し埃っぽくて私は目を細めた
先に中へと入った彼は
藤｢閉めて｣
ドアを閉めろと私に命令をした
それに黙って従い、彼の前に立つ
『それで、なに？』
少し冷たくそう言い放つ
そんな私に一瞬瞳が揺らいだように見えたが
すぐにいつもの彼に戻り
藤｢俺な、煙草やめたんよ｣
少しでも、期待した私が馬鹿だった
この前のこと、もしかしたら触れてくれるのかなって
そう思ってた私が馬鹿だった
まさかそんなことを言うために
わざわざ教室まで来て呼び出して
本当に、振り回される
『そっか』
藤｢うん、だってA
初めて会った日嫌な顔したやろ？俺が吸っとるんみて｣
やからやめたんよ
ってさ
だからそんなこと言わないでってば
勘違いしちゃうんだって
わからないの？
『体にも悪いし、やめてくれてよかった』
私がそういうと少し嬉しそうに笑った
そんな彼を横目で見ながら
『あのさ、流星』
藤｢ん？｣
間抜けた声を上げる彼に向かって、こう呟いた
『この前、なんで私にキスしたん？』
この言葉に、先程の笑顔はもう無いことは見なくてもわかる
私の視界の端で、真剣に考えているのもわかる
考えなくちゃわからないんだよ、彼は
だって、愛を知らないから
自分がなんであんなことしたのかも
いちいち考えないと
藤｢わからへん｣
ﾊﾞｯと勢いよく彼を見る
困った顔をしてこちらを見ている彼と視線が重なった
『…わからへん？』
藤｢うん、でもAんこと泣かせたんは悪かったって思っとる
ごめんね｣
ふざけるな
そう言いたかった
でももう
そんな言葉も口から出なかった
藤｢でもなんか、こうモヤモヤして…｣
『流星』
呼吸をするかのように彼の名前を呼んで
『私の秘密、バラしてええよ』
残念だけど、貴方は私との賭けに負けたんだ
勝手にしといて何を偉そうにと思うかもしれないけど
突然何を言い出すのかとびっくりしてこちらを見る彼
そんな彼に向かって、吐き捨てるように言った
『やからさ、もう私に関わらんとって』
自分の口から出た言葉に
今にも泣きそうになったのは内緒
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青緒(プロフ) - ひよりさん» 以前1話だけ出していたのですが、書き直しのため一度消しました。今試行錯誤して物語を考えていますので、待っていてもらえると嬉しいです。 (2018年9月22日 21時) (
レス) id: 46d7f2d059 (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - 番外編ってぷらいべったーにありますか？見つけられなかったのですが… (2018年9月17日 8時) (レス) id: 4d67448de1 (このIDを非表示/違反報告)
マル子(プロフ) - 占いツクールで見たいです！！ (2018年3月11日 0時) (レス) id: 690e0afeec (このIDを非表示/違反報告)
りゅーくん(プロフ) - 占いツクールで出して欲しいです！ (2018年3月10日 22時) (レス) id: 508361ca44 (このIDを非表示/違反報告)
れなぴ - 続きがみたいです！ (2018年1月3日 13時) (レス) id: 91fefebfab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青�� | 作成日時：2017年10月27日 20時
