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ｼﾞﾘﾘﾘﾘｯ
スマホのアラームが私の耳元で鳴り響く
眠い目を薄らと開けて止める
AM：8.00
朝ごはんを作らなければ
起き上がろうとするが
A｢藤井くん、腕｣
私の腰をｷﾞｭｯと抱き締めて離そうとしない彼
本当にお願いだから離してほしい
好きな人にこれ以上密着されると
私の心臓がもたない
私は無理矢理彼の腕をどけて
部屋着を持って階段を下りた
暫くして藤井くんが下りてきた
藤｢Aおはよー｣
と言って、大きな欠伸を一つ
A｢おはよう
もうすぐ出来るから待ってて｣
藤｢あ、ええ匂い｣
私の肩ら辺から顔を出してｸﾝｸﾝとする
A｢ちょっ、あっち行ってて｣
藤｢えー｣
A｢えーじゃなくて
ウィンナーあげないよ？｣
そう言うと黙ってダイニングテーブルの椅子に腰を掛ける
可愛いな
なんて
ご飯を食べ終え、あらかた後片付けも終え
藤井くんは帰り支度をしていた
濡れた制服は昨日乾かしておいたから、きっともう大丈夫だろう
A｢昨日はプレゼントとか、ほんとにありがとうね！｣
藤｢いや、お礼を言うんは俺の方やから｣
玄関へと続く廊下を歩き
藤｢ほんまにありがとう｣
A｢ううん！また明日会おうね｣
そう約束した
藤井くんが靴を履こうとしたその時
ｶﾞﾁｬｯ
鍵を入れる音がした
嘘…
玄関のドアが開かれ
外の光が廊下を照らす
血の気がサッと引いた
A｢お、お母さん…｣
いつもは帰ってくるはずのないのに
土日は帰ってこないのに
終わりだと思った
悪魔が
帰ってきた
────
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ちひろ(プロフ) - わたりゅかみさん» そう言ってもらえて嬉しいです！第二章、書き始めました宜しくお願いします (2017年9月3日 23時) (
レス) id: 46d7f2d059 (このIDを非表示/違反報告)
わたりゅかみ - 続き読みたいです！お願いです！ (2017年9月3日 20時) (レス) id: 64cb120b2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青�� | 作成日時：2017年8月14日 18時
