18 ページ18
ずぶ濡れになってまで
どうして私のことを待っててくれたのだろうか
彼はベンチから立ち上がった
A｢どうして…｣
藤｢渡したいものあるって言うたやろ？｣
私の傘を拾いに行った藤井くん
戻ってくると私に傘を渡し
びしょ濡れになった鞄の中から袋を取り出した
藤｢はい｣
手渡されたものを受け取る
藤｢お誕生日、おめでとう｣
A｢…え｣
そうだ、今日は私の誕生日なんだ
でも、どうして知っているの？
そこまで言うと、彼は私にもたれかかった
A｢わっ！！｣
はぁはぁと私の首筋に彼の息がかかる
体が冷たい
こんな雨の中傘もささずに私を待っていたから
A｢ふ、藤井くん大丈夫！？｣
藤｢さむい…｣
どうしよう
A｢早く私の家に行こ｣
小さい私の折り畳み傘に2人肩を並べて歩いた
家へ着き、玄関のドアを開ける
洗面所へ行きバスタオルを藤井くんに渡す
A｢早く拭いて！
風邪引いちゃう｣
藤｢ありがとう｣
わさわさと髪を拭く彼
A｢お風呂沸かしてくるから、好きなとこ座って待ってて｣
藤｢おん｣
家に連れてきたはいいけど
男用の服がない
そうだ
A｢ごめん藤井くん
替えのシャツとか買ってくるから、お風呂入ってて！｣
財布と傘を持って家を出た
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 297人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちひろ(プロフ) - わたりゅかみさん» そう言ってもらえて嬉しいです！第二章、書き始めました宜しくお願いします (2017年9月3日 23時) (
レス) id: 46d7f2d059 (このIDを非表示/違反報告)
わたりゅかみ - 続き読みたいです！お願いです！ (2017年9月3日 20時) (レス) id: 64cb120b2f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：青�� | 作成日時：2017年8月14日 18時
