三 日 。 ： inar

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有岡大貴様。



こうして手紙を書くのは初めてですね。


こんな長文、

ラブレターにも母の日にも書かないでしょう。


それほどだいちゃんに気持ちがあるって感じてもらえれば嬉しく思います。


敬語って緊張しちゃう。


いつも通り、かくね。




だいちゃんはいつも明るかった。


それは初めて会った時最初に思った事で、

いわゆる第一印象。


でもそれから何年も何年も一緒にいて、

誰よりも誰よりもだいちゃんのことを知れたと思ってるよ。笑


あ、でもだいちゃんのお母さんには負けるか、笑




一つ謝らなければいけないことがあります。


読んでね。


ここだけは、絶対。


男の人を好きになるってどう思う？


ってだいちゃんが聞いた時、

素直に答えられませんでした。


かわいいと思う。


俺はそう思います。


他人の恋愛ってかわいいものじゃない。笑


それで他人の恋愛って苦しくって、


どうでもよくなくて、もうきゅんきゅんして。


他のどの恋愛ともおんなじだと思います。


あの時、

すぐにそうやって答えてやれなくてごめんね。


なんで、すぐに言ってやれなかったのか。


それは、自分も悩んでいたからです。


そんな綺麗事で丸く収められないくらいの複雑な恋愛をしていたからです。




だいちゃんにです。

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