中学三年生 ページ12
俺たちはあっという間に三年生になった。
その間に出久にセーラー服を着せたり勝己にコーラをぶっかけたりしたが特に問題はなかった。
俺にはな。
「クソナードめ……てめぇが雄英に入れる分けねぇだろっ！！」
「や、やってみないとわからないじゃないか！！」
はい、出久と勝己が喧嘩しておりまーす。俺？ 空気中の酸素に混じって静かにしてるよ。
ことの始まりは今日の授業。進路についての話題で出久が雄英を目指しているのが勝己にバレちゃった訳ですよ。
いつもなんだかんだ一緒に帰ってんのに、今日はマジ喧嘩なため帰れそうにない。
「いいねお前ら……青春してて」
これはダメな雰囲気だと察した俺は、鞄を持ち教室を出た。
放課後なため、ガヤガヤした雰囲気はなくどこか寂しさを覚える。
(前世じゃ一人で帰ってたんだよなぁ……)
あの頃は一人がかっこいいと思っていたから、一人で帰ることが当たり前だった。
(寂しいとか思ってないからッ……)
今日は寄り道して帰ろう。
そう思い付いて近くの商店街へと足を運んだ。
「お兄ちゃん、何してんの？」
ま、まさかロリがついに俺に声をッ！？
って思っていた時期が俺にもありました。
見事なまでのショタがそこにはいた。ベンチで肉まんを頬張る俺になんの用があると言うんだ。
「僕ね、お母さん待ってるんだ」
「そうかそうか、偉いな」
適当に流しつつ肉まんを食べる。
「お兄ちゃん、チャック開いてるよ」
バッ、と効果音の付きそうな勢いでズボンを見る。確かに開いていた。
「感謝するぜ坊主、おら、これやるよ」
適当に鞄に入っていた飴玉を放り投げ、少年に渡した。
「いらないよ、それより僕とお喋りして」
「生意気だが、命の恩人だからな。仕方あるまい」
少年に目線を合わせようとしゃがみこんだときだった。
「キャアアァア」
辺りに、爆発音が響いた。
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ららら - 面白かったです。更新いつまでも待ってます！ (2月6日 7時) (
レス) @page23 id: a3ec129013 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - …そういえば自分の知り合いに鈴木さんはいないなぁ (2022年8月10日 18時) (レス) @page5 id: beae32e85e (このIDを非表示/違反報告)
あお果実(プロフ) - どの作品もとても面白いです！終わってないと勝手に思って待ってます笑(*´∀｀) (2019年3月6日 17時) (レス) id: 11c4dc89d1 (このIDを非表示/違反報告)
うむ - ずっと待ってますね。ずっと待ってますね。ずっと待ってますね。 (2018年7月12日 2時) (レス) id: 78de05c75c (このIDを非表示/違反報告)
牛(プロフ) - スッゴくおもしろかったです！！設定からwwwww (2018年4月22日 18時) (レス) id: 0a1bff2769 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白湯湯 | 作成日時：2017年11月23日 17時
