04-懺悔のファンファーレ ページ7
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あんなに心配したけど、人生案外なんとかなるらしい。この四年間、アクアとルビーの事は一切世に出回っていない。
二人もすっかり成長して、今ではあの時の比にならない程話すようになっている。子供ながらに顔も整ってるし、将来は芸能界入り確定かな。親子共演楽しみ〜。
そして、成長したのは二人だけじゃない。
お姉ちゃんも、アイドルとして四年前とは比べ物にならない程成長していた。例を上げると＿＿＿
「［今日のドーム楽しみだなぁ］」
「ほんとにおめでと、お姉ちゃん！」
「［ありがと〜！］」
ドームでライブができる程。それがどれくらいすごいのか、私にはよく分からないけど、斉藤さんもミヤコさんも何度も説明してくれたから、かなり高レベルだって事は分かる。
何より、お姉ちゃんが嬉しそうにしてたのが印象深い。
「チケット取れたし、絶対見に行くから！」
「［大丈夫？迷ったりしない？］」
「何言ってるの、私もう高校生だよ？お姉ちゃんみたいにポンコツじゃないし、迷う訳ないよ」
電話からお姉ちゃんの笑い声が聞こえる。
やっぱり、声がいつもより明るい。アクアとルビーが生まれてから変わったな。憑き物が落ちたっていうか。
「誕生日にドームできるなんて、最高のプレゼントだね。私も用意してたけど、これじゃあ見劣っちゃうな」
「［何言ってるの！Aからもらう物が一番に決まってるでしょ？ドームの後、渡しに来てね！］」
心からの真っ直ぐな言葉に、思わず目頭が熱くなる。
今はダメだ。泣くとお姉ちゃんに心配かけちゃう。
そう思い、雑に袖で目を擦り何でもないように言う。
「それじゃあ、終わったら斎藤さん達も誘って誕生日パーティしようよ。ドームの記念も兼ねてさ！」
「［賛成〜！社長達には私の方から話しておくね！］」
「ありがとお姉ちゃん！」
私がお礼を言うと同時に、電話の向こうからインターホンの音が聞こえた。
誰か来たのかな。時間的に斉藤さん達？宅配の可能性もあるか。
私が考えている間に、お姉ちゃんも音に気付いたみたい。
「［社長達かな。一回電話切っても大丈夫？ごめんね］」
「全然大丈夫だよ！また後でね」
できれば本番前に会って直接応援したいけど、さすがに今家まで行くのは迷惑だよね。残念だけど諦めよ。
この後、私はお姉ちゃんに会いに行かなかった事を一生後悔する。お姉ちゃんの身に何が起ころうとしているのかも知らずに＿＿＿
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みさ。(プロフ) - この話最高！！応援してます。これからも頑張ってください！ (6月19日 18時) (
レス) @page30 id: 952cf5eb01 (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張ってください。応援してます！ (6月11日 16時) (レス) @page22 id: d17fdc23ae (このIDを非表示/違反報告)
あ - 推しの子と名探偵コナンのクロスオーバー面白いです！ 更新頑張ってください!! (6月6日 1時) (レス) @page18 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
さふゆわ - 面白いです！更新待ってます！！！！ (6月5日 22時) (レス) @page18 id: cde793218e (このIDを非表示/違反報告)
れもねーど - 最近推しの子にハマりました。最高のクロスオーバーですね！更新楽しみにしております！！ (5月31日 21時) (レス) @page13 id: e6a1afaa78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りよ | 作成日時：2023年5月28日 13時
