番外 晨星落落 ページ50
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「私の方は終わったけど、そっちはどう？」
外守さんを警察に引き渡して女の子を保護した後。
零を除く私達五人は、放ったらかしていた風呂場の清掃に取りかかっていた。ちなみに、零には教官の足止めを頼んでいる。
なにやら不安そうにしていたが、じゃんけんで負けたのは他でもない零だ。私に非はない。
「もう少しかな〜。星野ちゃんはあっちの方やってくれる？」
「当たり前に私に掃除続けさせないで」
しかし、今は時間がない。手伝わずにいても掃除を終える事ができず、教官に怒られてしまうだけだ。それは避けたい為、口ではそう言ったが萩原からデッキブラシを受け取り、私も指定された場所の掃除を始めた。
それからどのくらい経っただろうか。私が付近を確認する限り、ようやく掃除が終わったように思う。そろそろ教官も来そうな時間だ。完璧に終わったから焦る事は何もないんだけど。
「やっと終わったか…」
どこか疲れた声色でそう言った班長を引き金に、景光達も次々と壁…というより班長に寄りかかる。呆れながらその光景を眺めていると、景光に手招きされた。
「何、景光。もし寝てる事が教官にバレたら…」
「大丈夫だよ。ここは入口の方から死角になってるから」
「私は万が一の話をしてるの」
「でも、Aだって疲れてるでしょ？」
「……」
確かに疲れてない訳じゃない。でも、今寝たってどうせ零に起こされる。それなら起きたまま待って部屋に戻ってから寝た方が無駄がない。
断りを入れようとした時ぐっと体が傾いた。どうやら、疲れの影響で立ちくらみがしたようだ。
「ほら、やっぱり疲れてる」
「いや今のは…」
「文句言わないで少し休みなって」
景光に言われるがまま、彼の方へ体を預ける。…ちょっと、眠くなってきたかも。
それから、一人動揺していた景光に気付く事はなく、あっという間に眠りについていた。
＊
＊
＊
数分してから、教官を終えた降谷が浴室に現れた。
そして、仲良く眠っている伊達、松田、萩原、諸伏、星野を見て静かにため息をつく。
「(僕もそっち側が良かったよ…)」
この後、五人が降谷に起こされたのは言うまでもない。
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みさ。(プロフ) - この話最高！！応援してます。これからも頑張ってください！ (6月19日 18時) (
レス) @page30 id: 952cf5eb01 (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張ってください。応援してます！ (6月11日 16時) (レス) @page22 id: d17fdc23ae (このIDを非表示/違反報告)
あ - 推しの子と名探偵コナンのクロスオーバー面白いです！ 更新頑張ってください!! (6月6日 1時) (レス) @page18 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
さふゆわ - 面白いです！更新待ってます！！！！ (6月5日 22時) (レス) @page18 id: cde793218e (このIDを非表示/違反報告)
れもねーど - 最近推しの子にハマりました。最高のクロスオーバーですね！更新楽しみにしております！！ (5月31日 21時) (レス) @page13 id: e6a1afaa78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りよ | 作成日時：2023年5月28日 13時
