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「何があったか、教えてくれる？」
「また君か」と若干呆れながらに声をかける。
コナンくんは、私の方を見ると目を見開いてびっくりした様子をした。しかし、それもほんの一緒。すぐに子供らしい顔をして言った。
「この男の人が急に倒れて…。それで、口から青酸カリの匂いがしたから何か事件かなって」
「へぇ」
いよいよ、犯罪が起こり過ぎて子供の感覚まで麻痺してしまったのだろうか。
相変わらずの慣れている様子に少しの恐怖すら抱いてしまう。
「ところでお姉さんはさっきまで何してた？あ、名前も教えて欲しいな！」
もしかして疑われてる…？私、君と何度も会った事あるのに。
まあ、ここで変に嘘ついても後々面倒くさそうだし、素直に答えとくか。
「星野A。君の声が聞こえる直前まで、あそこの席で昼食を取ってたよ」
「星野Aって…星野けい、ん！？」
「しーっ、静かに」
偽りなく全てを話していると、入口から昨日も聞いた声が耳に入る。視線を移せば、そこには目暮警部と高木がいた。コナンくんに人差し指を当てながら「黙ってて」という意味のジェスチャーをする。
同時に、高木が先に私に気が付いた様子を見せた為、そっとウィンクをして合図を送る。何かを察した高木は、頷きながら捜査に戻った。私の意図は伝わったみたい。
「あ、高木刑事！」
「コナンくん？どうして君がここに？」
「小五郎のおじさんが、依頼人からお礼の物をもらいに来てて、僕もそれに着いて来たんだ！」
毛利さんの方に目をやると、いつものように「この事件は名探偵毛利小五郎が解決する！」と意気込んでいた。ほんとに解決するんだからすごいよね、この人。
とりあえず、私もできる限り捜査してみるか。
「ねぇねぇ鑑識さん。この辺に何か袋とか落ちてなかった？」
辻褄の合ってない毛利さんの推理を流しながら、自分なりに状況を整理していると、現場の方からコナンくんの声が聞こえた。鑑識に何か聞いてるみたい。
毛利さんの影響で探偵に憧れてるのかな。それにしては、大分本格的な気がするけど。…実は助手だったりする？
事件についても、コナンくんについても、疑問点が多く残るまま時間だけが流れていった。
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ソーダ愛す - 私の望んでいたクロスオーバーが読めるなんて...！更新楽しみにしてます！！ (12月10日 0時) (
レス) id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
駐車場 - 本当にすごいですなんでこんなの思いつくんですか天才ですか？なんかもう色々と頑張ってほしいです、更新待ってます！ (10月25日 19時) (レス) @page34 id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)
さふゆわ - うわぁぁぁ！続きが気になるぅ！ (9月4日 21時) (レス) @page26 id: cde793218e (このIDを非表示/違反報告)
Ama - めっちゃ面白いですー！応援してます。 (8月7日 19時) (レス) @page19 id: 7e4a5b7e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りよ | 作成日時：2023年7月14日 19時
