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第38話 ページ41

フィンクスさんに携帯を返し終えたあと私はウヴォーギンさんの近くまで行った。



そうするとクロロさんの言う通り新たな援軍が来ていた。



楽しそうにしているウヴォーギンさんには悪いがここは私の見せ所。




私が使えるということ、蜘蛛を裏切るつもりがないということをここにいる人達に見せつけるいい機会だ。





『ウヴォーギンさん、お楽しみのところ申し訳ありません。あちらの方々、私に譲ってはくれませんか?』




ウ「お前1人でやれんのかぁ?」



ウヴォーギンさんは残念そうな顔をしながら引き下がってくれた。




『まぁ.....見ていてください。』





そうするとパトカーのライトが飛び交う舞台へ、一歩足を踏み入れた。



私はちらりと後ろを振り向く。




すると皆さん楽しそうな顔をしてこちらを見ていた。





観戦...と言ったところだろうか。




私は視線をまた前の敵へと移す。




こんな小娘だというのに警戒を怠らずこちらを見てくる警察と援軍の方達。





でも残念ですね。



貴方達はもう私の円の範囲内。






月も楽しむようにこちらを見ている。






私は腕を少し切りつけた。




鮮血が滴り落ちる。







その瞬間全てを覆うように私の"赤"が広まってゆく。



警察官達は一瞬のことで何が起こったか理解出来ていない。




念能力者は何かあると気づいたかもしれないが、もう意味の無いこと。








逃げることは出来ないのだから。




私は月をバックに静かに呟いた。






『ブラッドサンクチュアリ...』

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リンゴ - とっても面白いです!更新頑張って下さい!!! (2018年2月25日 18時) (レス) id: d0b5539735 (このIDを非表示/違反報告)
陽毬(プロフ) - すっごく面白いです!これからどう進んで行くのか楽しみです!更新頑張って下さい! (2018年1月10日 20時) (レス) id: 12567f067b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年1月8日 21時

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