第32話 ページ35
フィンクスさんのその一言で私達は一斉に走り出す。
作成はこうだ。
先ず私達が中へ入り警備員たちを倒した後、シャルナークさんとシズクさんとノブナガさんが監視室をジャックし、その後お宝を盗むというものだった。
私はマントを靡かせながら走る。
フィンクスさんとフェイタンさんが手始めに入口にいた警備員の首を刎ねる。
目を逸らしたいが、逸らしはしない。
死んだ警備員達に心の中で祈りを捧げながら私達はもっと奥へと入る。
シャルナークさんの情報では警備員の数はおよそ50人程度だそうだ。
これなら簡単に仕留められるかもしれない。
そう思った矢先だった。
?「やはり現れたな賊ども!!!!
お前らはここで皆殺しだァ!!!!!」
そういうが早いが私達の周りにざっと200人近くの人達が現れる。
中には念能力者も何人かいるようだ。
私はごくりと喉を鳴らした。
隣にいるフェイタンさんが少し笑いながら私の事をちらりと見た。
フェ「なにか、お前怖がてるか。もたもたしてるとワタシが全員ころすね。」
フラ「大層なお出迎えだな。」
フィ「いい暇つぶしになるぜ。お前ら全員掛かってこいよ、返り討ちにしてやるぜ。」
そういうが早い皆さん四方に飛び散り目の前の敵を次々と倒していく。
私も目の前の敵に目をむける。
運がいいのか悪いのか私の目の前の警備員達はどうやら念使いではないらしい。
殺す気満々で拳銃やら剣やらを向けける敵を一瞥し、私も震える手でソウルウェポンをだす。
私の額にはじっとりと冷や汗が垂れており、肩も小刻みに震えていた。
駄目よ、こんな時こそ冷静にならないと。
冷静に殺意を燃やす。
だって私は、
間違って無いのだから。
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リンゴ - とっても面白いです!更新頑張って下さい!!! (2018年2月25日 18時) (レス) id: d0b5539735 (このIDを非表示/違反報告)
陽毬(プロフ) - すっごく面白いです!これからどう進んで行くのか楽しみです!更新頑張って下さい! (2018年1月10日 20時) (レス) id: 12567f067b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:安 | 作成日時:2018年1月8日 21時