第1話 ページ4
カーテンから差し込む光に目が覚める。
外では鳥たちが朝の歌を歌っている。
私は背を伸ばしベットから降りて、いつものシスター服に着替える。
もちろん長年付けてきた十字架のネックレスも忘れずにね。
私の部屋は教会のすぐとなりの聖職者用の小屋の2階にある。
まあ聖職者用の小屋と言ってもここの教会の人はもう神父のエリックさんと、同じシスターのユリアしか居ないんだけどね。
私はパタパタと階段をおり、いつも通り自分の席につく。
エ「やぁA、おはよう。コーヒーか紅茶どっちがいいい。」
ふわりと香るパンの匂いを感じていると、キッチンにいるエリックさんにそう聞かれた。
『今日はミルク多めのコーヒーでお願いします。』
エリックさんの作るコーヒーは絶品だ。
私はコーヒーを貰えるまでテーブルの上に置いてある新聞に目を移す。
ある一家が犯罪集団とやらに襲われたという記事が大きく載せてあり嫌でも目に付いた。
朝から嫌な見出しでは顔を顰めた時、丁度エリックさんがコーヒーを私の隣に置く。
エ「ひどい話だよね、その記事。たしか幻影旅団とかいう人達らしいんだけど、Aは知っているかい?」
『流石に名前だけなら知ってますよ。』
まぁ、ここの教会は田舎の町外れにあるのでそんなに詳しい訳ではない。
そこに丁度眠そうな顔をしたユリアがやってくる。
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リンゴ - とっても面白いです!更新頑張って下さい!!! (2018年2月25日 18時) (レス) id: d0b5539735 (このIDを非表示/違反報告)
陽毬(プロフ) - すっごく面白いです!これからどう進んで行くのか楽しみです!更新頑張って下さい! (2018年1月10日 20時) (レス) id: 12567f067b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:安 | 作成日時:2018年1月8日 21時