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第22話 ページ25

気づいた時には何処か暗い部屋のベッドの上だった。



ほんのりと血の匂いが立ち込めているが、自分の体に傷はない。




フェイタンさんと特訓するってなったとこまでは覚えているけど、そこから先の記憶が抜け落ちてしまっている。



『いてて…』



ベッドの上に上半身だけ起き上がらせてみると、頭痛が酷い。


それに自分のオーラ量がいつも以上に少ない。


手に力も入らない次第だ。




私は無理矢理にもオーラを出そうと力を込めようとした。


その時、




フェ「何してるか。」


『!!!!!』



近くから声が聞こえすぐさま声の方向を見ると、フェイタンさんが私をみおろすようにしてベッドの脇に立っていた。



『あ、フェイタンさん…おはようございます。えっと、オーラがなんだか少ないので無理矢理にでも出してみようかと…』



するとフェイタンさんはは小さく溜息をつき言った。

フェ「お前さきオーラ暴走したね。それで今お前のオーラはほぼ枯れてるに等しいよ。そんななか無理矢理出そうとしたら死ぬに決まてるよ。」



フェイタンさんは冷たい目で淡々とそう言った。


『あの、私のオーラが暴走したってどう___』


フェ「そのままの意味よ。今はとにかく寝ろ。そんな死に掛けの状態でうろつかれたら迷惑よ。」



それだけ言うとフェイタンさんは音もなく部屋を出ていってしまった。





『…。』



まあ、今はそんな頑張って考えても仕方ないよね。



フェイタンさんの言葉通り寝よう。






私は静か瞼を下ろした。







誰の物か分からないそのベッドは、何故か安心する匂いがしたのだった。

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リンゴ - とっても面白いです!更新頑張って下さい!!! (2018年2月25日 18時) (レス) id: d0b5539735 (このIDを非表示/違反報告)
陽毬(プロフ) - すっごく面白いです!これからどう進んで行くのか楽しみです!更新頑張って下さい! (2018年1月10日 20時) (レス) id: 12567f067b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年1月8日 21時

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