第21話 ページ24
素早く走り込みフェイタンとの間を詰めると、私は勢いよく鎌を振りかざした。
だけど、フェイタンさんは軽々も私の鎌を刀で止める。
『くっ…。』
私は一旦引こうと思い後ろには飛んだ。
けれど私の頬には小さめの傷が出来ていた。
フェ「本気でかかてこないと次はもと深く切り裂くよ。」
やはりいつものオーラ量でフェイタンさんとやり会おうなんて無理な話、御門違いもいいとこだ。
『これでも本気のつもりなんですけどね…。』
フェイタンさんは鼻で笑うと、睨みつけるようにして言ってくる。
フェ「ただの纏だけじゃ一生ワタシには勝てないよ。もと力あるはずよ。早く出すね。」
本当に私に力なんてあるのだろうか。
私は必死にキングスレー家での特訓を思い出した。
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そうだ、あるじゃないか。
体の精孔を開け通常以上のオーラを生み出す方法。
私は深呼吸し、羽織っていたマントをばさっと脱いだ。
フェ「おいおいおいおい!!!」
後ろの方でフィンクスさんが慌てているが今はそんなこと考えている暇は無さそうだ。
私はもう1度ソウルウェポンを構え直すと、
『練!!!』
と、言い自分のオーラを外に出すイメージで力を込めた。
フェイタンさんは少し驚いたような目をしてから刀をもう1度構え直し、自身も私と同様に練をした。
フェイタンさんのオーラは触れただけで尻込みしてしまうような、禍々しいものだった。
けれどその禍々しいオーラの中にも静かで美しい流れがあり、改めてフェイタンさんの強さを確信した。
それと同時に気づいてしまった。
私の弱さに。
…もっと力が欲しい。
愛する人達を守れる力が、もっと。
もっともっともっともっともっと
そんな一心で私はさらにオーラ量を増やす。
フィ「A!!」
もう私の意識などほぼ無に等しかった。
気づいたら私は無我夢中で自身の鎌、ソウルウェポンをフェイタンさんに振りかざした。
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リンゴ - とっても面白いです!更新頑張って下さい!!! (2018年2月25日 18時) (レス) id: d0b5539735 (このIDを非表示/違反報告)
陽毬(プロフ) - すっごく面白いです!これからどう進んで行くのか楽しみです!更新頑張って下さい! (2018年1月10日 20時) (レス) id: 12567f067b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:安 | 作成日時:2018年1月8日 21時