検索窓
今日:6 hit、昨日:7 hit、合計:58,925 hit

第21話 ページ24

素早く走り込みフェイタンとの間を詰めると、私は勢いよく鎌を振りかざした。



だけど、フェイタンさんは軽々も私の鎌を刀で止める。


『くっ…。』


私は一旦引こうと思い後ろには飛んだ。




けれど私の頬には小さめの傷が出来ていた。



フェ「本気でかかてこないと次はもと深く切り裂くよ。」







やはりいつものオーラ量でフェイタンさんとやり会おうなんて無理な話、御門違いもいいとこだ。



『これでも本気のつもりなんですけどね…。』



フェイタンさんは鼻で笑うと、睨みつけるようにして言ってくる。

フェ「ただの纏だけじゃ一生ワタシには勝てないよ。もと力あるはずよ。早く出すね。」





本当に私に力なんてあるのだろうか。


私は必死にキングスレー家での特訓を思い出した。








- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -







そうだ、あるじゃないか。


体の精孔を開け通常以上のオーラを生み出す方法。



私は深呼吸し、羽織っていたマントをばさっと脱いだ。



フェ「おいおいおいおい!!!」





後ろの方でフィンクスさんが慌てているが今はそんなこと考えている暇は無さそうだ。



私はもう1度ソウルウェポンを構え直すと、


『練!!!』



と、言い自分のオーラを外に出すイメージで力を込めた。



フェイタンさんは少し驚いたような目をしてから刀をもう1度構え直し、自身も私と同様に練をした。




フェイタンさんのオーラは触れただけで尻込みしてしまうような、禍々しいものだった。



けれどその禍々しいオーラの中にも静かで美しい流れがあり、改めてフェイタンさんの強さを確信した。


それと同時に気づいてしまった。


私の弱さに。









…もっと力が欲しい。





愛する人達を守れる力が、もっと。



もっともっともっともっともっと



そんな一心で私はさらにオーラ量を増やす。



フィ「A!!」





もう私の意識などほぼ無に等しかった。





気づいたら私は無我夢中で自身の鎌、ソウルウェポンをフェイタンさんに振りかざした。

第22話→←第20話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
71人がお気に入り
設定タグ:HUNTER×HUNTER , 幻影旅団
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リンゴ - とっても面白いです!更新頑張って下さい!!! (2018年2月25日 18時) (レス) id: d0b5539735 (このIDを非表示/違反報告)
陽毬(プロフ) - すっごく面白いです!これからどう進んで行くのか楽しみです!更新頑張って下さい! (2018年1月10日 20時) (レス) id: 12567f067b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2018年1月8日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。