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第10話 ページ13

『ただい………。っ!』



私はただいまを言えなかった。


丁度真っ直ぐのびる赤い絨毯の延長線上。十字架の真下にぐったりと倒れたエリックさんとユリアがいた。


その横には金髪の人と、少し小さいが威圧感のある人と、ピンクの髪が目立つ女の人がたっていた。





私はつい手に持っていたものを落としてしまった。


林檎がころころと転がっていった。




彼等が一斉にこっちをみたものだから私の肩は恥ずかしくもびくっとはねてしまう。



最悪、戦闘になるかもしれない。



?「シャル、もしかしてこの娘かい?」



?「うん、情報と一致する。この娘で間違いないよ。」


?「でも全然強そうに見えないね。ほんとにこいつが死神なのか。」



【死神】


その言葉で彼等を敵と認識するには充分だった。



『貴方達がどなたかは知りませんが、エリックさんとユリアに何をしたんですか。』


そう言って私はきっと彼等を睨む。


ピンクの髪の人が答えた。


?「別に殺しちゃいないよ。私達の目的はあんただからね。」


…?

『私をどうするつもりですか。』


?「ワタシ達に付いてきてもらうよ。反抗するなら無理やり連れてくまでね。」


そういった瞬間オーラを出した3人。




負けじと私もオーラを放つ。


森で訓練をしていたとはいえ、本当に人に放つのは何年ぶりかで少し尻込みしてしまう。


だけど、いくら私でもわかるくらい…この人達は強い。

到底叶う相手ではないけど私の大事な家族を見殺しにはできない。



ソウルウェポンを構えようとした時だった。


首には強い衝撃を感じて私はの意識はそこで途絶えた。



最後に誰かの声が聞こえた気がした。



?「ほらな。またすぐに会えただろ。」

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リンゴ - とっても面白いです!更新頑張って下さい!!! (2018年2月25日 18時) (レス) id: d0b5539735 (このIDを非表示/違反報告)
陽毬(プロフ) - すっごく面白いです!これからどう進んで行くのか楽しみです!更新頑張って下さい! (2018年1月10日 20時) (レス) id: 12567f067b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年1月8日 21時

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