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three ページ21

王様は、一番目の娘を大層気に入って
王子のお妃にすると言ってきかなかった。




即急に式の準備は進められ
あと明日にせまったその儀式を
僕はまだ受け入れることはできなかった。





なぜか…なぜだか二番目の娘…


いや、Aのことが気になるからだ。




一番目の娘、テウンが嫌いなわけじゃない。




命の恩人と思っているし
妃としても十分な素質を持っている。


でも、あのドレスのことがあってから
なぜか心がふわふわと浮いているような
そんな感覚に包まれることがあった。





そんなことを思いながら入った
ベットの上では寝つけるはずはない。






「ん……。」






隣で眠っているテウンをそっとよけて
時計を見ると針は1時のところを指していた。


もう、王様などは寝ているため
なにも警戒をする心配はない。







僕の足はいつの間にか
あの日の海岸に向かっていて。



ハッと気がついた時には
波の音しか聞こえないあの場所に来ていた。






「っ…!?」






なぜか、そこには人影があって
僕は咄嗟に姿を隠した。




その時にたてた砂をこする音が
その人物に聞こえたのだろうか。




おそらく女性だと思われる人は
後ろをさっと振り向いた。






「……A?」






暗闇であまり顔が見えなかったが
どことなくAと顔立ちが
似ている……




いや、あれはAだ。






「Aなんだろ……?」

「っ…………。」







僕がそう言った。







次の瞬間______









彼女は姿を消した。

four→←two



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ぺりーぬ。(プロフ) - ひまわりさん» わわ、そんなこと言っていただけてすごく嬉しいです!! ひょくのイメージを崩してなかったら良かったです^^ (2015年5月25日 21時) (レス) id: cc7ef5f842 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - ぺりーぬ。さん» ありがとうございます!すごくステキなお話でした!不器用で純粋なヒョクらしいな。なんて思いながらほっこりした気持ちになりました♪ (2015年5月25日 4時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
ぺりーぬ。(プロフ) - ひまわりさん» どうでしたでしょうか!!ご希望に添えていたら嬉しいです^^ もしも、またリクエストなどありましたらいつでも言ってください!!!  (2015年5月24日 22時) (レス) id: cc7ef5f842 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - ぺりーぬ。さん» 特にないです!サプライズを期待します! (2015年5月23日 21時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
ぺりーぬ。(プロフ) - ひまわりさん» 返信遅れてすみません!!汗 了解いたしました、ひょっくんですね^^他に何か設定とかありますか!?あったら教えてください!! (2015年5月23日 20時) (レス) id: cc7ef5f842 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぺりーぬ。 | 作成日時:2015年3月21日 23時

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