零番には秘密があるらしい《地縛少年花子くん》

十三 ページ16

こゆい「…教えてあげようか…？私が死んで怪異になった理由」

花子「……ああ…」

花子(いま零番は精神が乱れてる。無理に揺さぶるのは無理そうだな…)

花子「チョット提案」

こゆい「何？」

花子「質問シキにしない？」

こゆい「別にいいけど…」

花子「んじゃ俺が質問するから〜答えてネ？」ﾆｺ

こゆい(あっ……笑った…優しい声、だ)

こゆい「じ、じゃあ質問して…」

花子「零番のホントの名前は？」

こゆい「……なんで知ってることから…」

花子「いーから」

こゆい「……生前は…AA」

花子「AA…」

こゆい「なに…よ」

花子「いや？なんでも」

花子(やっぱ、初めて聞いた感覚がないんだよな…)

こゆい「次は？」

花子「んーえっと…生前の俺のこと…知ってる？」

こゆい「知ってる、」

花子「……そう…じゃあ、チョット変なこと聞く」

こゆい「……うん」

花子「……生前の俺のこと好きだった？」

こゆい「……ちょっと質問が違うな」

花子「え？」

こゆい「"今も俺のこと好き？"にして」

花子「は？」

こゆい「じゃあ答えない」ﾌﾟｲｯ

花子「……今も俺のこと好き？」

こゆい「………」ｷﾞｭｯ

花子「は！？え！？ちょっと…///」

こゆい「…大好きだよ」

花子(あれ…？この感覚昔にもあった、ような、)

こゆい「…どうしたの…、あまね」

花子(AA…AA……)

花子「A……」

こゆい「七番様…？」

花子「A！！！！！！！」

こゆい「なに！？どうしたの…？」

花子「思い出した…A……」

十四→←作者から

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す