アーヤ迷子になる

第25話 ページ27

「連れてきたよ〜みんな?」

『あ！彩さん！』
叶君が私を見つけて小走りでくる

そのまま突撃･･･

「叶君･･･痛いよ･･･」

『ごめんなさい！！』
いいよ･･･大丈夫･･･


『それより彩さん！九蘭君！今みんなでゲームやっとるから一緒にやろ〜！』
そう言いながら、叶君は私のシャツの裾を掴んでみんなのとこに連れてってくれた

『彩さんお帰り〜！』

「ただいま」

姫花ちゃんの家のでっかいテレビの前に、コントローラーを持って座っている百合ちゃんが
私たちに気付いて声をかけてくれる

他の2人はゲームに夢中みたい


ゲームって言っても、私は全然やったことがないから、ソファーに座って見てることにした


ﾎﾞﾌ


ふう〜

横を見ると叶君も九蘭君もゲームをせずに、見てるみたいだった

「九蘭君はゲームしないの?」

『あぁ、順番待ち』
そっか、まあこの調子じゃなかなか変わってくれそうにないね･･･

「叶君は?」

『僕はこういうのあんまり得意じゃないんだ、見てるのは好きやけど』

そう言って、はにかむ叶君

私と同じだ


ソファーに叶君、私、九蘭君で
下に翔君、百合ちゃん、姫花ちゃん

こんな感じで、みんなでワーキャー言ってたらいつの間にか8時になってた






ピーンポーン

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