ピンチ！ ページ38
私は瓦礫の上をトットッと軽く跳ねながらHUCの人たちを探す。
すると
「おーい！そこの雄英の・・・！」
遠くから声をかけられた気がして振り返ると、知らない人が私に手を振っていた。
何だろうと思ってその人の方へ行った。
A「呼びましたか？」
「あぁ。お前の個性、身体強化だったよな？」
A「はい。そうですけど・・・」
「この大きな瓦礫を退かしてくれねえか！？近くに身体強化型の個性がいなくてよぉ・・・」
私の目の前には大きな瓦礫が積み重なっていた。
なるほど。それで私を呼んだのか。
A「分かりました。これを退かせばいいんですね」
私は直径5mはある瓦礫を軽々と持ち上げた。
その下には頭から血を流したお爺さんが！
私に声をかけた人がお爺さんの様子を見たけれど、頭を強く打って意識を失っているようだった。
「意識がない！重症だ！」
A「私が運びます！」
私はお爺さんを優しく抱き上げ、さっきHUCの人に言われたことに気をつけながら避難場所まで運んだ。
・・・ふぅ。意外と大変だな。
そんなことを思っていると、ドカンと大きな爆発音がした。
何！？
爆発・・・！？
こんなの、演習のシナリオにあったっけ？
目良「敵が姿を現し追撃を開始！現場のヒーロー候補生は敵を制圧しつつ救助を続行して下さい」
・・・！
そういうことか！
これはテロだ。
救助活動と言っても、思わぬ展開、ピンチは付き物だ。
その時、プロは迅速に動かなければならない。
そこまで試験でするなんて・・・。
それほど、ヒーローにはピンチが付き物ってことかな。
・・・にしてもまずいな。
よりによって、敵の出現場所が避難場所の近くだなんて・・・。
これもピンチの１つ！！
ヒーローはピンチをチャンスに変えていくもの！！
まずは敵を避難場所に近づけさせない！
私は発目さんに発明してもらったボールを取り出す。
狙いを定めて・・・。
A「無見射的！」
ババババッ！と弾丸のようにボールが飛んでいき、敵たちに当たる。
効いてる！これで足止めしておけばいい！
私はまたボールをいくつか取り出し、狙いを定める。
私がボールを打とうとした時だった。
一気に地面が崩れて狙いを見失った。
え！？ちょ！？何が起きたの！？
そう思って見ると、試験前に会った真堂さんが地面に両手を触れていた。
・・・真堂さんの個性だったのか。
狙いが逸れちゃったな。
そんなことを思っていると突如、耳がキーンとした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 570人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こはる(プロフ) - コハさん» それは、自分でもすごく悩んでます笑 できれば、間違っている箇所を指摘して欲しいのですが、自分でも見直してみますね！応援ありがとうございます！ (2019年7月29日 8時) (
レス) id: de66e9d874 (このIDを非表示/違反報告)
コハ(プロフ) - 物語自体はとても面白いのですが、時々ある誤字や表現間違いが勿体無いと感じました。話の進め方などはすごく読みやすく、面白いので頑張って下さい、応援しています。 (2019年7月29日 7時) (レス) id: 76a1fad787 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶(プロフ) - あの、ギャングオルガじゃなくてギャングオルカじゃないですか？ (2018年8月24日 1時) (レス) id: 84b4fbce3d (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 光さん» そこ迷ったんですよねー！漫画だと誰がどのセリフ言ってるか分からないとこがあるから・・・。教えてくださってありがとうございます！ (2018年8月16日 18時) (レス) id: c6152575f0 (このIDを非表示/違反報告)
光(プロフ) - 耳郎ちゃんの ゲロッちまいな のところが芦戸ちゃんになってますよ！！ (2018年8月16日 15時) (レス) id: 32266021a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こはる x他1人 | 作成日時：2018年8月13日 18時
